ソフトバンクグループ(SBG)が8日発表した2022年4~6月期の連結決算は、最終(当期)損益が3兆1627億円の赤字となり、前年同期(7615億円の黒字)から大幅に悪化した。日本企業の四半期決算では過去最大の赤字額。ロシアによるウクライナ侵攻などで景気後退懸念が広がる中、投資先企業の株価の下落が影響した。 同社は1~3月期も2兆1006億円の赤字を計上している。孫正義会長兼社長は記者会見で「(2四半期)合わせて5兆円の赤字を出した。しっかり反省したい」と述べた。「世界的な株安と急速な円安」を巨額赤字の要因に挙げた。