原発事故で広がった放射性物質を含む汚泥や焼却灰などを巡って、環境省は3日、栃木県内の汚泥などを運び込む最終処分場の候補地として、矢板市にある国有林を初めて提示しました。 しかし、候補地となった自治体からは受け入れを拒否する声が出ていて、建設までには難航が予想されます。 原発事故の影響で広がった放射性物質に汚染されたごみの焼却灰や汚泥のうち、放射性セシウムの濃度が1キロ当たり8000ベクレルを超えるものについては「指定廃棄物」として国が直接、処理することになっています。 このうち栃木県では、今後、指定廃棄物に認められるものも含めておよそ9000トンの汚泥などが下水処理場などに保管されたままになっていて、環境省は、ことし4月、県内の国有地に、埋め立て用の雨水などを遮蔽する構造の最終処分場を新たに建設する方針を示し、県や自治体との調整を進めていました。 これを受けて、環境省の横光副大臣は3日午前