政府は、新天皇の即位を披露する来秋のパレード「祝賀御列の儀」に、国産オープンカーを使う方針を固めた。平成の代替わりで使用した英国車は多額の改修費がかかるうえ、国産車の方が国民に親しまれやすいと判断した。「式典委員会」(委員長・安倍晋三首相)で具体的な検討を行い、関連費用を来年度当初予算案に盛り込む意向だ。 前回の1990年11月のパレードでは、英ロールスロイス製を約4千万円で購入。93年の皇太子ご夫妻のご成婚パレードと2回使用しただけで2007年に廃車となり、宮内庁が「展示用」として保管している。 政府は当初、この車を修理して再利用する案も含めて検討したが、改修費に1千万円以上かかる可能性があると判明。「外国車だと、なぜ国産車ではないかとの批判が起こる」(首相周辺)との事情も考慮し、国産の新車を購入することとした。政府が所有し、東京五輪・パラリンピックなどでも活用する方向だ。 パレードは来
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