原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定で、第1段階の文献調査が進む北海道神恵内(かもえない)村で27日、任期満了に伴う村長選が投開票され、無所属現職で調査推進派の高橋昌幸氏(71)が、無所属新人で反対派の元会社役員、瀬尾英幸氏(79)を破り、6選を果たした。投票率は89・24%。得票数は高橋氏559票、瀬尾氏48票、白票を含む無効票23票。高橋氏は当選後の取材で文献調査後の対応について「村民の声を十分聴いて判断する」などと述べた。 全体の9割以上の票を集めて圧勝した高橋氏は選挙戦を振り返り、「村民皆さんの協力の下で取り組んできたことをさらに進化させていく、と伝えたことが期待していただけたのでは」などと語った。 また、文献調査の結果が出たあとの対応について「村民の考えをどのように集約すればいいか、それも含めて村議会と協議して決めていきたい」と話した。 一方、敗れた瀬尾氏
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