危険な“巨大観音像”が全国に…老朽化で住民悲鳴「負の遺産」 10年放置の内部は?解体・修繕に“億単位”費用 住宅街にそびえ立つ巨大な観音像。ありがたい存在のはずだが、近隣住民からは…。 近隣住民: 壊れて倒れたりすると、ちょっと怖い。 近隣住民: もう20年くらいほったらかしだよ。負の遺産だわ。 この記事の画像(45枚) 管理が行き届かず、「負の遺産」と言われるまでに。 観音像の中は、壁や天井が剥がれ落ち、危険な状態になっていた。 実は、管理不足が招く“危険な観音像”は全国各地にある。 街のシンボルが一変し、厄介もの扱い。危険な観音像の実態を取材した。 バブル期に300億円で建設 老朽化で住民不安 取材班が向かったのは、石川・加賀市の住宅街。住民から不安の声があがっていたのが、住宅の間にそびえ立つ観音像。 石川・加賀市 JR加賀温泉駅のすぐ近くにある、高さ73mの「加賀大観音」だ。 この観