左上から時計回りに、メディア企業「The Atlantic(アトランティック)」の株式を過半数保有するローレン・パウエル・ジョブズ、2013年にワシントン・ポスト紙を買収したジェフ・ベゾス、タイム誌を買収したマーク・ベニオフ、2013年にボストン・グローブ紙を買収したジョン・ヘンリー、2018年にロサンゼルス・タイムズ紙を買収したパトリック・スン・シオン。富豪にとって、大手雑誌や新聞のオーナーになることは成功の証であり、知識人としての公共心を誇示する絶好の機会となる(AP通信社)Getty Images 最近の報道を見ていると、「裕福な」人々は例外なく納税を回避できるように思えるかもしれないが、莫大な税金の請求額に頭を抱える高額所得者の資産家が少なからずいることは間違いない。 毎年納税の時期になると、担当金融コンサルタントから伝授される節税術では飽き足らず、さらに助言を求めて筆者のもとにひ