2月28日の東京新聞朝刊に 出身企業「考えられぬ」 という見出しの記事がありました。 NHK籾井会長が、10人の理事全員から辞表を提出させていたことが明るみに出たことで、 籾井氏は「辞表を預かったことで理事が委縮するとは思わない。一般社会ではよくあることだ」 と26日、衆院予算委員会の分科会で述べたとのことは、既に広く報道されています。 辞表預かりという行為自体が威圧的で、組織の構成員の自由な発言・行動を奪っていることは明らかなのに、 「一般社会でよくあること」という社会全体の腐敗を当然のように言うその言葉に、気分の悪くなる思いでした。 これをどう覆したらいいのか、と思っていたところでしたが、東京新聞は適切に検証しています。 まず、籾井氏が副社長を務めた三井物産に当たっています。 三井物産の広報担当者は、「こちら特報部」の取材に「当社では、経営者が役員から辞表を預かるなんてことはない」と明