唐鎌大輔 [みずほ銀行チーフマーケット・エコノミスト] Nov. 16, 2021, 10:40 AM ビジネス 16,059 緊急事態宣言下(2021年8月)の東京・渋谷の様子。同四半期(7〜9月)の日本はマイナス成長を記録した。 REUTERS/Androniki Christodoulou 日本の第3四半期(7~9月期)国内総生産(GDP)が11月15日に公表された。前期比マイナス0.8%、前期比年率換算でマイナス3.0%と、市場予想を上回る落ち込みとなった。 マイナス成長は2021年第1四半期(1〜3月)以来の2期ぶり。第3四半期はほぼすべて緊急事態宣言が発出中だったので当然といえば当然だ。 後述するように、海外経済とのあまりに大きな格差が懸念される。 第3四半期におけるデルタ変異株の拡大やインフレ高進、供給制約などは世界的問題であり、イギリスやアメリカのGDPも同時期は減速してい
![日本のGDPマイナス成長「世界と悩み共有できない」格差が露見。新規感染者数に一喜一憂していると…](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7ff4df22c6f6575ea9a308f3e9ac5d60014a54c5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.loom-app.com%2Fbi%2Fdist%2Fimages%2F2021%2F11%2F16%2Fkarakama_GDP_20213Q_g2.jpg%3Fw%3D1280%26h%3D630%26f%3Djpg)