羽田空港で27日、停止を指示されていた中国籍のビジネスジェット機が滑走路に進入し、民間小型機が急きょ着陸を中止していたことがわかった。けが人などはなかったが、国土交通省は28日、事故につながりかねない重大インシデントに認定し、運輸安全委員会は事故調査官2人を指名した。 同省によると、27日午後0時40分頃、羽田空港B滑走路からの離陸を待っていた中国・無錫行きの中国籍のビジネスジェット機(搭乗者10人)が、管制官から滑走路の手前で停止するよう指示されたのに滑走路内に進入。着陸態勢に入っていた岡南飛行場(岡山市)発の岡山航空のセスナ510型機(搭乗者2人)が急きょ着陸を中止し、約30分後に着陸をやり直した。