Published 2025/02/12 10:45 (JST) Updated 2025/02/12 11:02 (JST) 【ワシントン共同】米ワシントンの連邦地裁は11日、厚生省や傘下の疾病対策センター、食品医薬品局に対し、ホームページなどを通じた医療情報の提供を再開するよう命じた。 トランプ大統領は1月の就任後、連邦政府が認める性別は男性と女性だけだとする大統領令に署名。人事管理局は、ジェンダーの多様性推進に関する全てのホームページを削除するよう各機関に求めていた。 削除された情報には、医薬品の臨床評価に性差がどのような影響を与えるかに関するFDAの研究や、HIV予防の報告書、臨床医向けの再生医療ガイダンスが含まれる。 原告の医師団体は、情報の削除は治療や医療研究を遅らせていると指摘した上で「患者の健康を危機にさらした」などと主張していた。連邦地裁は「医師の時間や労力は貴重で、他の
