去年、長崎県雲仙市の島原鉄道の駅舎が全焼した火事で、警察はたばこの火の不始末が原因だとして、吸い殻の火が消えたことを確認しないままごみ箱に捨てた利用客を重過失失火の疑いで書類送検しました。 去年10月、長崎県雲仙市瑞穂町の島原鉄道の大正駅で、木造の駅舎およそ21平方メートルが全焼する火事がありました。 警察は火事の原因を詳しく調べていましたが、長崎県諫早市の30歳の利用客がたばこの吸い殻の火が消えたことを確認しないまま駅のごみ箱に捨て、その火が燃え広がった疑いがあるとして19日、この利用客を重過失失火の疑いで書類送検しました。 大正駅は無人駅で、駅舎内は禁煙でしたが、警察によりますと、利用客は「たばこの火を水につけて消火せず、ごみ箱に捨てた」と話し、容疑を認めているということです。