CSファーストステージのヤクルト戦でも3試合で3失点に抑えた谷繁元信 苦しんだ末にクライマックス・シリーズ(CS)ファーストシリーズを勝ち上がり、セ・リーグ覇者のジャイアンツに挑むことになったドラゴンズ。その中で、谷繁元信のバットが注目を集めている。 一昨年のマリーンズとの日本シリーズの途中から今年のCSファーストステージ終了まで、なんと57打席連続してヒットが出ていないのだ。レギュラー野手が15試合もヒットを打てないなどペナントレース中でもめったにあることではない。 CS開幕の少し前、谷繁から話を聞く機会があったので、昨年のCS、日本シリーズでの打撃不振について聞いてみた。 「去年はへばっていましたね」 苦笑いしながらそう答えた。投手のリードに気を配るあまり、精神的にも肉体的にも消耗して、打撃どころではなかったらしい。 「ヒットが出ないことはそんなに気にしていませんでした。そのうち出るだ