世界一のお金持ちといえば、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が長らくその象徴といえる存在であった。そんなビル・ゲイツ氏は、今年4月に公表されたフォーブスの世界長者番付2021年版で4位に位置しており、「世界のお金持ち」の構図も随分と様変わりしたようだ。 ゲイツ氏の個人資産額は1240億ドルで、日本円換算では約14兆1601億円となっている。そんなゲイツ氏の資産を上回ったのが、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイヴィトン)のベルナール・アルノー氏(17兆9977億円)で3位、テスラ・モーターズのイーロン・マスク氏(17兆2143億円)で2位、そして1位がアマゾンのジェフ・ベゾス氏(20兆1801億円)だった。 しかし、長者番付に名を連ねる企業トップはその資産評価額の大部分を現金などではなく、自身が保有する株式に依存している。そのため、このような長者番付の結果もここ数カ月の株価変動によって大きく構