12日夜、大阪の富田林警察署で、強盗傷害などの疑いで逮捕・起訴されていた男が留置場から逃走した事件で、警察署の敷地内から逃げる際、駐車場に置かれていた脚立を使って3メートルほどある塀を乗り越えた可能性が高いことが、捜査関係者への取材でわかりました。警察は引き続き3000人の態勢で行方を捜査しています。 警察によりますと、樋田容疑者は12日夜、留置場の接見室で弁護士との接見を終えた午後8時以降に、面会者との間を隔てるアクリル板を押し破って逃走したとみられています。 捜査関係者によりますと、接見の待合室にあった署員のスニーカーを盗んでサンダルから履き替えたうえ、敷地内の駐車場に置かれていた脚立を使って3メートルほどの塀を乗り越え、署の裏の市役所側に逃げた可能性が高いということです。 脚立は警察車両の洗車などに使うために置いてあったもので、警察は逃走のいきさつを調べるとともに、樋田容疑者を全国に