東洋水産「赤いきつね」「緑のたぬき」のウェブCMが物議を醸した。賛否両論となったのは女性が家で一人「赤いきつね」を食べるバージョンである。「性的」だといって炎上させる方がおかしいのだという意見を目にしたのだが、このCMは本当に「性的」だから炎上したのだろうか。(フリーライター 鎌田和歌) 一体どんなシチュエーションなのだろう 炎上というものは案外消費期限が短く、今回もあらかたすでに議論が出尽くして、消化された感がある。 その顛末を簡単にまとめると、一部で批判の声が上がった後、「これを性的だという方がおかしい」といった反論が上がった。ネットニュースの取り上げられた後は、そもそもそんなに「炎上」していないけれど「炎上」と誰かれが言い立てることで炎上しているように見える「非実在型炎上」だったとも言われ始めた。SNSで怒っている人(と、それを見て怒っている人)がいるとすぐに「炎上」だと書いてしまう
