都心の1等地の売買をめぐって積水ハウスが55億円をだまし取られた事件で、交渉の場で土地の権利証の提示を求められた際、所有者になりすました地面師グループの女は「内縁の夫が書類を持っているが、けんかをしたので持参できなかった」と虚偽の説明をしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警視庁が詳しい経緯を調べています。 その後の調べで、交渉の場で積水ハウスから土地の権利証の提示を求められた際、所有者になりすました東京 足立区の生命保険会社の元営業職員、羽毛田正美容疑者(63)は「内縁の夫が書類を持っているがけんかをしたので持参できなかった」と虚偽の説明をしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。 その後、積水ハウスは権利証を確認しないまま土地代金を支払ったということです。 警視庁は、にせの所有者だと発覚しないように虚偽の説明をしたとみて、詳しい経緯を調べています。