2008年に静岡厚生病院(静岡市葵区)で妊娠中の女性(当時24歳)が帝王切開手術後に死亡した医療事故を巡り、遺族が病院を運営する県厚生農業協同組合連合会と産婦人科医3人を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(山本庸幸裁判長)は病院側の上告を退ける決定をした。病院側に約7500万円の支払いを命じた2審東京高裁判決が確定した。決定は4月28日付。 女性の夫(33)が2日に市内で記者会見し、「本当に長くつらかったが、ようやくほっとできた」と話した。
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