植物ベースの人工肉を作る食品メーカー「ビヨンドミート(Beyond Meat)」の株価は、第3四半期の収益見通しが悪化したことを受けて、10月22日の市場で13%近く急落し、約1年ぶりの安値をつけた。同社は、成長の鈍化と他ブランドとの競争の激化を投資家に警告している。 11月10日に決算発表を行うビヨンドミートは22日、第3四半期の収益を1億600万ドルと予想した。これは、ウォールストリートのアナリスト予想の1億3500万ドルを大幅に下回る数値だ。 同社の株価は今年に入り25%下落しているが、成長が鈍化した原因は新型コロナウイルスのデルタ株や悪天候の影響に加え、労働力不足による流通の遅れにあるビヨンドミートは述べている。 投資家たちは当初、代替肉のカテゴリーにいち早く参入したビヨンドミートに期待を寄せていたが、競争が激しさを増す中で、同社の成長には陰りが見えている。 ビヨンドミート株の空売