目の不自由な人が駅構内を安全に移動できるよう、東京メトロは点字ブロックにQRコードを配置し、スマートフォンで読み取るとホームや改札などの位置を音声で案内するシステムの実証実験を始めました。 システムの導入を検討している東京メトロは、東京・江東区の有楽町線「辰巳駅」で実証実験を始め、6日、目の不自由な2人の利用者に使い勝手を確かめてもらいました。 実験では、スマートフォンのカメラを点字ブロックに向けて歩くと、QRコードの上で「この先改札、右折4メートル」などと音声で誘導し、通路をスムーズに歩くことができました。 参加した視覚障害者の1人は、「目的地までの経路とともに自分が今、どこにいるのかがわかります。ふだん駅で危険な思いをすることもあり、早く実用化してもらいたいです」と話していました。 東京メトロは、今後、さらに協力者を募って年内をめどに実験を続け、寄せられた意見などを踏まえ実用化を目指し