飛騨古川さくら物産館で「君の名は。」のヒロインが行った組みひも作りを体験するファン(8日、岐阜県飛騨市で) アニメ作品ゆかりの場所をファンが訪ねる「聖地巡礼」が、岐阜県で盛り上がっている。公開中のアニメ映画「君の名は。」(新海誠監督)と「聲の形」(山田尚子監督)はそれぞれ飛騨市、大垣市をモデルにしており、作品のヒットとも相まって“巡礼者”が急増。地元では観光振興につながることを期待している。 ■組みひも作り 「君の名は。」は、東京の男子高校生と山村に住む女子高校生の、運命的な出会いを描く。記録的なヒットとなり、東宝によると、興行収入は週明けにも150億円に達する見込みだ。 飛騨市内では、JR飛騨古川駅、市図書館、宮川町落合のバス停、気多若宮神社が劇中の場面のモデルとなっている。3連休初日の8日もカメラを手にしたファンでにぎわった。飛騨古川駅を訪れた千葉県船橋市の大学生関谷翔太さん(19)は