齋藤農林水産大臣は2日の閣議後の記者会見で、ピョンチャンオリンピックで銅メダルを獲得したカーリング女子チームが食べていたことで話題になった韓国のイチゴについて、その多くは日本から流出した品種が元になっているとしたうえで、今後、日本の品種の保護を強化する考えを強調しました。 農林水産省によりますと、明確には特定できないものの、日本のイチゴの品種が流出したのは、韓国国内で品種を保護する仕組みが十分に整っていなかった10年以上前と見られるということです。 これを踏まえて、齋藤大臣は「今後、品種の流出を発見した場合、栽培や販売の差し止めを求められるようにすることが重要で、重要な品種については国内だけでなく、海外でも登録すべきだ。そのために今年度の補正予算や新年度予算案にも対策費を計上しており、農林水産省としてしっかり対策を講じていく必要性を認識している」と述べ、日本の品種の保護を強化する考えを強調