「アップルは市場で競争するより裁判で優位を占めようとしている」(サムスン電子弁護人) 「サムスンは有力な証人を送らなかった」(アップル弁護士) 米サンノゼにあるカリフォルニア北部地裁で21日に開かれたサムスンとアップルの特許訴訟最終弁論で、双方は対照的な戦略で向き合った。 2時間ずつ与えられた最終弁論はアップルが先に始めた。アップル側ヘロルド・マッケルヒニー弁護士は陪審員団に、サムスン電子のデザイナーがスマートフォンを作るために3カ月にわたり昼夜わかたずに働いたという証言を先に出した。合わせて「アップルが4年間に注ぎ込んだ労苦と独創性の結果をサムスンが何の努力もなく吸収した。3カ月間昼夜関係なくコピーした」と主張した。マッケルヒニー弁護士は続けて「アップルは今回の審理に役員が出席し、証言して反対尋問にも応じたが、サムスンは主要意志決定者を送らなかった。今回の審理過程を尊重していない」と攻撃