米インターネット検索大手、グーグルは19日までに、1月に売り出した独自開発の高機能携帯電話「ネクサスワン」の在庫がなくなり次第、米国での販売を打ち切る方針を発表した。 ネクサスワンは販路を自社サイトに限定したことがあだとなって販売が低迷。携帯小売りチェーンなどとの提携も模索したが不調に終わったため、発売からわずか半年で米国からの撤退を余儀なくされた。通信会社が販売している欧州と韓国では継続する。 ネクサスワンは、グーグルが携帯向けに開発した基本ソフト(OS)「アンドロイド」を採用、ネットの使い勝手の良さが売り物だった。しかしアンドロイド携帯は他メーカーからも多く発売されており、販路のハンディを回復できなかった。(共同)