米一般調達局(GSA)は23日、民主党の大統領候補バイデン前副大統領が今年の大統領選の勝者と思われると判断した。トランプ大統領はGSAに対し協力するよう要請した。 トランプ大統領はこの日、GSAのマーフィー局長とそのチームに対し、「初期のプロトコル(手続き)に関し必要なことを行うよう勧告する」とした上で、「私のチームにも同じ対応を指示した」と説明。大統領選の開票結果については引き続き争う姿勢を示した。 GSAによる判断が何週間も行われなかったことで、正式な政権移行プロセスが立ち往生し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)対応でも次期政権による対策立案に支障が出ていた。 今回のGSAの判断を受け、バイデン氏とそのチームは、現職の政府機関当局者やブリーフィングの概要、約600万ドル(約6億2700万円)の資金と他の政府リソースへのアクセスが可能となり、正式な政権移行プロセスが始動す