元日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告は関西空港経由で日本から逃亡したと、ダウ・ジョーンズ通信(DJ)が報じた。同空港はプライベートジェット用ターミナルがほとんど使われておらず、スキャナーは大型荷物を通すには小さ過ぎるという「巨大なセキュリティーの抜け穴」があったため、脱出を請け負った業者が同空港を選択したという。 DJが匿名の関係者の話を基に報じたところによると、ゴーン被告を脱出させる計画は数カ月前から始まり、国籍の異なる10-15人のチームが関わった。裁判が何年もかかる兆候とホリデーシーズンに妻のキャロルさんとの面会を拒まれたことを受けて、ゴーン被告は先月、計画の実行を決意したという。 脱走作戦のチームは20回以上日本を訪れ、少なくとも10の空港を調査してから関空をセキュリティーの「弱点」と判断し脱出場所として選択した。空港運営会社の広報担当者によれば、X線によるスキャンができない大き