日本政府は天皇陛下による元慰安婦への謝罪を求めた韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長の発言に関し、韓国側に抗議した上で謝罪と撤回を求めた。 文国会議長は7日のブルームバーグとのインタビューで、慰安婦問題に関し「一言でいいのだ。日本を代表する首相かあるいは、私としては間もなく退位される天皇が望ましいと思う。その方は戦争犯罪の主犯の息子ではないか。そのような方が一度おばあさんの手を握り、本当に申し訳なかったと一言いえば、すっかり解消されるだろう」と語った。 菅義偉官房長官は12日の記者会見で、韓国側には8日に外務省局長級で、9日には長嶺安政駐韓大使が韓国外務省に申し入れたと説明。韓国政府からは「本件発言が早期の日韓関係改善を願う文議長の思いが出たものであり、報道のされ方は同議長の本意ではなかった」との説明があったとしたものの、発言内容は「極めて不適切なもの」と語った。 一方、安倍晋三首相は12