【ＣＳ ＣＭ大作戦】（下）明確な視聴層 広告主ニーズへ“型破り”対応 (1/2ページ) - MSN産経ニュース「すぐに売り切れてしまう状態なんですよ」 ５月中旬、ＣＳ放送の「時代劇専門チャンネル」でスタートした広告枠のセールス。運営する日本映画衛星放送営業部の平山洋一氏は笑顔で活況を語る。 ＣＳの広告枠が注目を集めるのは、視聴者層に商品情報を効果的に提供できることが大きい。時代劇専門チャンネルは、加入者の多くが５０歳以上で、シニア層向け健康食品や、健康器具を扱う通販会社などからオファーが絶えない。 ビデオリサーチの調べによれば、ＣＳ契約世帯の平均年収は約８１８万円。非契約世帯の約６５０万円を大きく上回り、世帯年収が高い層ほど加入率が高い。 消費意欲は旺盛で「新製品には興味がある」「欲しいものがあればインターネットによる通信販売を抵抗なく使える」と答える加入者はともに４割を超えるなど、広告主には魅力的なマーケットとなっている。 とはいえ、ＣＳ放送業界全体の広告収入は約２００億円弱で、業界の売り上げ全
