【シリコンバレー=中藤玲】米ウォルト・ディズニーのテーマパークが一般的な家計にとって遠い場所になりつつある。混雑日のチケット代は過去10年で2倍になり、フロリダ州のパークでは10月30日に最大449ドル(約6万9000円)で待ち時間なくアトラクションに乗れるパスを導入した。来場者数よりも収益を優先する戦略だが、ファン離れのリスクもある。「VIP」「プレミア」投入「どんどん富裕層だけの夢の国に

米国のディズニー・ワールドやディズニーランドの値上げが止まらない。かつては無料サービスだったものが有料化し、入園料やホテルの宿泊料も高騰している。果たして、海外旅行にかかる費用にも劣らぬ金額を払う価値はここにあるのだろうか? 忠実なファンたちが、疑いはじめた。 トロント在住の映画製作者でコンテンツクリエイターのジェイク・ウィリアムズは2024年の初めに、地球上で一番のお気に入りスポットを久しぶりに訪れた。それは、フロリダ州オーランドにある「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」だ。 子供の頃から、ディズニー・ワールドと「ディズニーランド」を1年に何度も訪れてきたウィリアムズは、大人になってから年間パスポートの所持者となるも、2019年以降はどのディズニーのテーマパークにも行っていなかった。 ウィリアムズは「しょっちゅう行っていたのに、これだけ長い期間ご無沙汰しているのは自分でもクレイジ
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