汚職問題に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)は25日、スイス・チューリヒで理事会を開き、12月に予定されていた次回理事会の日本開催をとりやめ、チューリヒで開催すると文書で発表した。日付は未定。理由については説明がなく、理事会後に予定されていた記者会見も中止された。 AP通信は、FIFA汚職問題の捜査を主導している米国と、日本との間に犯罪者引き渡し条約が結ばれていることで、関係者が日本訪問をためらっていると報じ、ブラッター会長らにとって、チューリヒなら逮捕のリスクが低いとした。会見の中止が発表された約1時間半後、スイス検察当局がブラッター会長に対する捜査を始めたと発表した。 文書によると、理事会では、再建委員会のカラード委員長が改革の方向性を示し、12月に正式な提案をすることを告げた。また、2022年のワールドカップ(W杯)カタール大会の日程を11月21日から12月18日にすることが承認され