李セドル九段とアルファ碁の最終局の序盤戦でこのような進行になりました。ネットなどで黒が有利ということでしたが、僕の分析では白がやや有利ではないかと思いました。アルファ碁の打ち方におおいに感心していました。 実戦の進行でなぜ白が悪くないと思うかと言えば、今から300年以上前の大名人道策先生が確立されたと伝えられる手割で分析します。手順を変えて黒12までと進行したとします。これで右下隅が確定地なら黒が悪くないのかもしれないけど、白9といいところを打っているから白も悪いとも思えません。この図から白Aから黒Hまでとなったのが実戦と同じ形です。この交換は後に実戦でも打たれましたが、白Iとかけたときなどに働くので白がプラスの意味がある。だから実戦の進行が白悪くない、黒が少し割りを食っているのではないかと思ったのはそういうわけです。 今日対局があり、対局前に小林覚先生とこの形について話したのですが僕と全
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