大変珍しいことに私が専門の地球環境が話題になっていますね。気候変動業界は結構大きいのであちこちに解説があり、所属組織もQ&Aを出しているくらいですが、個人アカウントとしてもこれを機にふんわりと環境・経済・社会について概説しておこう… https://t.co/4eovH6KV3V

(「月刊ビジネスアイ エネコ」2016年8月号からの転載) 東日本大震災の後、エネルギー政策の研究者が「世界の脱原発の流れははっきりした」と発言しているのを聞いたことがある。間違いだ。福島第一原子力発電所の事故により、ドイツでは2022年の原発全廃政策が決まった。スイスも将来の原発廃止を決めた。しかし、世界全体では原発は増加し、脱原発の流れはない。 中国、インドは無論のこと、欧州でも東欧諸国を中心に増設が予定されている。脱原発が世界の潮流と説明するのは無知なのか、あるいは意図があってのことだろう。ドイツの脱原発にせよ、紆余曲折があり決定したものだ。スウェーデンはドイツよりもはるかに早く、1980 年には2010 年6月の原発全廃を決定した。 しかし、多くの識者から脱原発による電気料金上昇と二酸化炭素(CO2)排出量の増加を考えるべきとの指摘があり(例えば、環境経済学で著名なノードハウスの著
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