Webブラウザ「Google Chrome」と「Firefox」が、間もなくバージョン100にアップデートされる。バージョンの桁数が2桁から3桁に変わるため、かつての「2000年問題」と同じく、システムに不具合が発生する可能性があるとして、米Mozillaは注意喚起している。 ユーザーがどのようなWebブラウザを使っているかを識別するために、「ユーザーエージェント」(UA)という文字列をWebブラウザがWebサーバへ送信する仕組みがある。この文字列には、Webブラウザのバージョン番号も含まれるが、かつてバージョンが1桁台だった頃に初めて10になった際には、2桁の番号表示にUAが対応できず、Webサイトの表示に不具合が起きる場合があった。 2008年にWebブラウザ「Opera」のバージョン10をリリースした際には、UAの1桁目の文字列である「1」のみを検出してしまい、Opera 10を「サ