ドイツのメルケル首相が所属する与党で、新たな党首の候補者による討論会が開かれ、来年秋以降の政界引退を表明しているメルケル首相の後継者選びが本格的に始まりました。 ドイツの与党で中道右派の「キリスト教民主同盟」の党首選挙に立候補しているのは、西部ノルトライン・ウェストファーレン州のラシェット州首相(59)、メルケル首相のかつての政敵で弁護士のメルツ氏(65)、それに元環境相のレトゲン氏(55)の3人です。 3人は14日に行われた討論会で、新型コロナウイルスによって打撃を受けている経済の再建などについて、それぞれの主張を展開しました。 メルケル首相(66)は、難民の受け入れ政策が国民の反発を招き、おととし、党首からの退任に追い込まれましたが、首相としては任期が満了する来年まで務めたうえで、政界を引退すると表明しています。 「キリスト教民主同盟」の支持率は一時20%台にまで落ち込んでいましたが、
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