高校生の「僕」は病院の待合室で、一冊の文庫本を拾う。その本は、同級生の山内桜良が密かにつづっていた日記帳だった。日記の中身を目にした「僕」に、桜良は自分が膵臓の病気で余命いくばくもないことを告げる。それは、家族と医師以外には病気を隠している彼女にとってただひとり、秘密を共有する相手ができた瞬間だった。最期の日が訪れるまで、これまで通りの日常生活を送りながら、やりたいことをやり、精一杯人生を楽しもうとする桜良。そんな彼女に振り回され、「僕」の心は少しずつ変化していく。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く