世界自然遺産への登録を目指している鹿児島県の奄美大島と徳之島、それに沖縄県の沖縄本島北部と西表島にある森林などについて、ユネスコの諮問機関は、世界自然遺産に登録することがふさわしいとする勧告をまとめました。 これにより、ことしの世界遺産委員会で世界自然遺産に登録される見通しになりました。 鹿児島県の奄美大島と徳之島、それに沖縄県の沖縄本島北部と西表島にあるおよそ4万3000ヘクタールの森林などについて、政府は、「アマミノクロウサギ」や「ヤンバルクイナ」、「イリオモテヤマネコ」といった固有の生き物が生息し、生物の多様性が残る貴重な地域だとして、世界自然遺産への登録を目指しています。 環境省によりますと、ユネスコの諮問機関、IUCN=国際自然保護連合は、現地調査などを行った結果、世界遺産に登録することがふさわしいとする「記載」の勧告をまとめました。 IUCNは「国際的にも希少な固有種に代表され