「リアルが充実している人は映画を観ない」 という偏見を持っている。 Twitter空間にいると勘違いしてしまいそうになるが、現実では映画の話が出来る人なんて色違いポケモンぐらいの希少価値がある。 20代も後半になると会社の同期で集まっても、生まれたばかりの赤ちゃんの話や結婚の苦労話ばかり。 映画の話をする人なんていない。 みんな当たり前のように社会に適応して、自分より大事な人を見つけ、子孫を残す。 スタートラインは同じだったハズなのに、20年以上も生きていると、もうどうしようもない程の差を感じ、凄く置いてけぼりを食らった気持ちになってしまう。 そうやって人生に落ち込んだ時こそ、僕は映画を観る。 観る映画はくだらなければくだらないほど良いし、 そこには感動の押し売りも派手なアクションもいらない。 「なんだったんだこの映画」って思いながらお布団の中に入ってそのまま辛い現実を忘れて寝るのが好きだ