正直、これまでスティグリッツの翻訳は避けてました。反資本主義でもなんでもない俺には、スティグリッツは結構微妙なところに来ているように思えましたから。クルーグマンは本人も言っているように資本主義のちょっとした修正、というかある意味ノスタルジーっぽい1950・60年代への回帰を言ってるだけですが、スティグリッツは別に社会主義を言ってるわけではないのは分かるにしても、まるで復活したジョン・K・ガルブレイズを見ているかのようなムズ痒い感じが最近はありましたので。でもまあこのイギリス・ガーディアン紙に載ったスティグリッツの文章を読んで、うーん、やっぱりこれまで色々と思うところがあったんだなぁ、と感じてしまいましたので訳してみます。 追記:はてブの方でも指摘されてますように、ステグリッツがクルーグマンと比べて急進的(これは社会主義的って意味だと思いますが)って事はないと思います。少なくともこの文章につ