市長が住民移送決断=1600人、バス43台で新潟、群馬へ−福島・南相馬 市長が住民移送決断=1600人、バス43台で新潟、群馬へ−福島・南相馬 福島第1原発の爆発事故で、市の大部分が屋内退避地域となった福島県南相馬市の桜井勝延市長は17日、避難を希望する市民のうち約1600人を新潟、群馬両県に移送することを決断した。18日午前と午後の2回に分け、バス43台で避難させる。 桜井市長は、屋内退避の対象となって、同市が「放射能に汚染された地区」と誤解され、食料や燃料などの物資が入ってこない上、福島原発が予断を許さない状況が続いていることから、移送を決めた。市は17日夜、市民への説明会を開いた。 移送をめぐっては、泉田裕彦新潟県知事が全面的に受け入れに協力する考えを示していた。移送先は、新潟県では上越、妙高、糸魚川の3市で、計約600人が避難。群馬県内では、災害時の相互援助協定を結んでいる東京