いつもいつも一方的なイスラエルが、過去の大規模軍事行動時と同じく、一方的停戦を宣言し、撤退を始めたという。しかし、国連事務総長のようなややこしい立場にある御仁を除けば、こんな宣言をわざわざ歓迎する理由はない。 なんとすれば、宣言などしなくても、勝手に攻撃をストップしてくれたらそれでよかったからだ。勝手にストップしてさえくれたら、ガザの人々は一息つける。ただ、それ以上ではない。人々を生殺しの目に会わせる封鎖の解除がなければ、スピードの緩い大量殺戮が進行していくことに変わりはない。それでも、スピードが緩い分、生きるチャンスは広がるのだから、勝手にストップしてくれることはひとまず朗報である。 だが、宣言は余計だ。 宣言の目的は何か。国の内外に向けて、この軍事行動の正当化を上塗りすることである。自分達はテロリスト討伐という正当な目的があって軍事行動を始めた。今その目標はある程度達成された。だからや