というようなグダグダした状態でしたが、ほぼ読み終わり。 所有と国家のゆくえ (NHKブックス) 作者: 稲葉振一郎,立岩真也出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2006/08/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (57件) を見る まとまった感想はうまくかけないので、断片的なコメントを。 1)経済成長を優先すると主張する稲葉さんは、スウェーデン型の福祉国家をどのように評価されるのだろうか。僕の理解では、スウェーデン(に代表される北欧諸国)は、普遍主義的な福祉とセットでかなり強い生産主義(productivism)へのコミットメントがあった。もちろん、それは「最小国家」ではないが、ただ単なる普遍主義的な福祉優先、というわけでもなかったはず。というよりは、要するに、戦後の福祉国家というのは、基本的には経済成長をセットとしてきたはずで、だからこそ