ブックマーク / ogwata.hatenadiary.org (17)

  • 『活字印刷の文化史』について - もじのなまえ

    このが出たのはゴールデン・ウィークの頃ですから、もう3ヵ月を過ぎますか。来であれば共著者の一人として、書を紹介し、広く勧めるべきところでした。 活字印刷の文化史 作者: 張秀民,大内田貞郎,豊島正之,鈴木広光,小宮山博史,宮坂弥代生,佐賀一郎,劉賢国,孫明遠,内田明,小形克宏,府川充男出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2009/05/04メディア: 大型 クリック: 42回この商品を含むブログ (13件) を見る 書の全般的な紹介は、先日公開された、編者の小宮山博史さんの文章があります。 漢字・仮名活字の世界史的位置づけ―『活字印刷の文化史』 こうして読むと、あらためてこのの凄味といったものが分かり、またそのようなに場違いな原稿を書いてしまったのではという自責の念にとらわれます。 書収録の原稿は、昨年INTERNET Watchで連載した“情報化時代”に追いつけるか? 

    『活字印刷の文化史』について - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    これは読まなくては、と思った。が 10,290 円。まずは財布と相談。
  • 第35回漢字小委員会、議論の焦点は許容字体の示し方 - もじのなまえ

    日、午前10時より第35回漢字小委員会が文科省東館庁舎内の会議室で開催されました。この日の議論は資料2「意見募集で寄せられた字体にかかわる意見の一覧」、及び資料3「「新常用漢字表(仮称)」の名称について」に沿っておこなわれましたが、2時間のうちほとんどは前者に対するもので費やされることになりました。 なお、いつものように配布資料は小熊さんのページから入手してください。 まず氏原主任国語調査官から資料2(上述)と参考資料1「追加字種191字に含まれる該当字体の出現頻度一覧」の資料説明。いずれも読めば分かる程度のものなので、ここでは省略。どの資料も圧倒的にいわゆる康煕字典体の方が頻度が上であることを示しているとのこと。 なお、一点だけ資料に説明のないものを書くと、参考資料1にある「〈付〉追加字種における「字体別(同一字種)」出現頻度例」末尾の「参考」は、常用漢字表制定(1981年)にあたって

    第35回漢字小委員会、議論の焦点は許容字体の示し方 - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2009/07/30
    どこかで見た議論の繰り返しがほとんど。これから文字の勉強をするなら、題材として好適かも。一番心に残ったのは「※このあたりで、林副主査が『やれやれ』という表情で椅子にもたれかかる」の部分(笑)。
  • 第3回ワークショップ:文字での配布資料を公開 - もじのなまえ

    先日、京都の花園大学で開催された第3回ワークショップ:文字―新常用漢字表を問う Part 2での配布資料を公開します。 漢字小委員会における審議の実際 ―字体をめぐる対立を題材として― (zip 6.4MB) zipファイルの中には2つのPDFファイルが同梱されています。 漢字小委員会における審議の実際.pdf 字体をめぐる各委員の意見の変遷.pdf 前者は画面資料です。それから、この発表では第27回〜30回の漢字小委員会における各委員の字体についての発言を、強い反対、弱い賛成/弱い反対、発言/言及なし、強い賛成の4段階(他に「原案作成者」を合わせれば5種類)で分類しているわけですが、その判定の根拠とした発言を収録したのが後者のファイルです。 この「字体をめぐる各委員の意見の変遷.pdf」はそのまま字体をめぐる主な発言集(ただし、漢字ワーキンググループを除く)となっています。詳細なやりとり

    第3回ワークショップ:文字での配布資料を公開 - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2009/07/24
    発表資料のスライド 32 枚目、「国語教師が説明に困る」の部分、きれいにまとまっていて素敵。実際のところ、子供たちが学ぶ負荷よりも、国語教師のかたが学ぶ負荷のほうが大きくて深刻なのだと思う。
  • 追加字種と部分字体が衝突する現行の常用漢字 (ver.21) - もじのなまえ

    6月27日のエントリ、「追加字種と部分字体が衝突する現行の常用漢字」のつづきです。たくさんのご意見、感謝いたします。以前のものより少しはまともになったのではないでしょうか。 「竜」と「龍」は、前者が南北朝までさかのぼる字体なので、新旧の字体とは考えませんでした。とにかく、いわゆる康煕字典体の定義そのものが一意に定まらないので、どうしてもこういう対照表はむずかしいですね。一覧表ではなく、あくまで一例を並べたものとしてご覧いただければ。 ひとまず基的に「明朝体活字字形一覧」を参照して判断していきました。したがって、例えば「獎」はここでは取り上げないことにしました。 ※追記:Unicodeさんのご指摘を受けて修正したものに差し替えました。

    追加字種と部分字体が衝突する現行の常用漢字 (ver.21) - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2009/07/24
    タイトルのとおり。個々の字の説明は ver.1 が詳しい(コメント欄も合わせて)→http://d.hatena.ne.jp/ogwata/20090627/p1
  • 第34回漢字小委員会が開催される - もじのなまえ

    7月17日、第34回漢字小委員会がふだん2時間の審議を1時間増やして、午後2時から5時まで開催されました。なお、配布資料は小熊さんのページから入手してください。 この日の冒頭、国語分科会長でもある林副主査が、とくに発言を求め以下のように述べました。 日医師会及び日歯科医学会から、国語分科会長宛として「顎」の字を追加するよう意見書が届いた。理由は医療の現場だけでなく日常よく使われる重要な語であることによるもの。かつて同じような意見を紹介した前例があることから、今回も紹介するとのこと。 また、資料番号の付いてない読売新聞の記事を机上にお配りしているが、これについて一言。ここに「教育現場からの指摘を受けて再検討を決めた」とあるが、日の審議は字種と音訓について寄せられた意見の検討であり、これは事実と異なっている。とくにこの記事にあるような「異例の再検討」ということはない*1。 ▼ つづいて氏

    第34回漢字小委員会が開催される - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2009/07/21
    この議事録(メモ?)、すごい。
  • Microsoftが総括「Windows Vistaにフォントの混乱なし」 - もじのなまえ

    あまり時間がないので短くご報告。 Microsoftの「Windows 7向けJIS90互換フォントパッケージの提供と今後について」記者説明会に行ってきました。これについてはプレスリリースも出ています。 Windows(R) 7 向け JIS90 互換フォントパッケージの提供 より詳しくはINTERNET Watchの記事などをご参照ください。 マイクロソフト、JIS90互換フォントの提供はWindows 7で最後 細部は記事にゆずるとして、ぼくが重要だと思ったことは以下の点です。 Windows Vistaによるフォント変更について、同社コールセンターに対し、クレームの電話は1件もかかってきていない。 Microsoftは(今のところ)この件について、ユーザーに大きな混乱は発生しなかったと考えている。 Windows Vistaでフォント・デザインが変更されたことについては、2006年に

    Microsoftが総括「Windows Vistaにフォントの混乱なし」 - もじのなまえ
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    mojiura 2009/07/14
    「文字な人=MS の助けなんて不要(むしろ邪魔)な人」と「文字を気にしない人=問題があるとは思ってない人」との二極化。実は、細かな点画を気にしない後者の人のほうが「正しい」文字意識を持ってるのかも。
  • 講師二題 - もじのなまえ

    以下のような二つのイベントで講師をつとめます。 第4回 MIAU勉強会「インターネット標準(RFC)から見た新常用漢字表の矛盾」(2009年7月3日(金)) 「第3回ワークショップ: 文字 ―新常用漢字表を問う Part 2― 兼「文字研究会」(仮称)設立準備会」のご案内(2009年7月18日(土)) 両方とも新常用漢字表がらみです。前者は国際的な規格であるRFCから新常用漢字表はどのように見えるかを話します。内容としては審議が進む「新常用漢字表(仮)第2部第8回 インターネット時代と互換漢字(INTERNET Watch)で書いたようなことが基礎になります。MIAUは自らの意思実現を目的とした一種の政治団体ですね。だから、政治的な対立軸として言語政策を考えられればと思っています。 基的には会員向けの勉強会ですが、会員以外でも会費を払えば参加可能です。また入会すれば会費は無料です。たぶん

    講師二題 - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2009/06/22
    「会議の政治学」
  • 大正15年の漢語整理案に障碍→障害の言い換えがあった - もじのなまえ

    ある方からのお知らせで、「 障碍→障害」の言い換えが、戦前の臨時国語審議会による「漢語整理案」にあることを知りました。 これについて調べてみました。 「漢語整理案」は官報附録雑報において、大正15年7月〜昭和3年12月の15回にわたり掲載されたものです。その目的を冒頭で以下のように言っています。 案は常用漢字の官行を円滑ならしめ、ひいては国語の健全なる発達を促さんがため、常用漢字と仮名を用いて文章を書き綴り得るよう漢語を整理したものである。(後略) 「障碍(礙)→障害」が「漢語整理案の三」(大正15年12月15日(4294号)にあります。 「漢語整理案」は後に五十音順に配列し直した資料が(図書館などで探せば)入手可能ですが、他ならぬ漢字小委員会で第17回で初出資料が配付されていました。 参考資料2 臨時国語審議会「漢字整理案」(大正15年7月〜昭和3年12月) この資料が配付されたいきさ

    大正15年の漢語整理案に障碍→障害の言い換えがあった - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2009/06/01
    コメント欄に当該資料PDFあり。語に着目した整理は論理的で賛成なのですが、この資料を見て「こりゃあキリがないな」と思った。個別漢字単位で進めるのは非論理的だけど現実的な落としどころなのか?(←思慮浅すぎ)
  • 「障害」と「障碍」について(追記あり)  - もじのなまえ

    ちょっと心配していたのですが、夜が明けたら「やっぱりね」という感じ。前日のエントリですこしふれた「碍」の字についてです。 「鷹」「碍」など追加して…新常用漢字試案へ一般意見(朝日新聞) この記事の以下の部分。 「碍」の追加希望は20件。「障害」は戦前は「障碍」などと書いたが、「碍」が当用漢字にならなかった戦後、「障害」への書きかえが定着した。しかし近年、「害」は負のイメージが強いとして、行政文書などで「障がい」と表記する自治体が相次いでいる。今回、まぜ書きは不自然で読みづらいので、来の「碍」を使えるようにすべきだという意見がみられた。 上記のうち、「「障害」は戦前は「障碍」などと書いた」はウソです。戦前から「障害」「障碍」の両方の表記がありました。当用漢字表は制限表ですから、これにより「障害」への書き換えが進んだのはおそらく事実でしょうが、だからといって「障碍」が古く、「障害」が新しいと

    「障害」と「障碍」について(追記あり)  - もじのなまえ
  • 第28回漢字小委員会の結論は「大筋として、いわゆる康煕字典体で示す」 - もじのなまえ

    25日のエントリのつづきです。まず結論から書くと、この回の最も大きなトピックは、標記の通り常用漢字表に追加する文字の字体は、大筋としていわゆる康煕字典体とすることが了承された、ということです。 もちろん例外はあります。前回のエントリで書いた表外漢字字体表の簡易慣用字体である「曽、麺、痩」の3字がそうです。また以下に報告するように、この日さまざまな異論が出たことも事実です。しかし、閉会にあたって前田主査が問いかけた「大筋としては、今の方向で進めることをお認めいただけないか」という提起に対して、委員は沈黙で答えました。これはごく一般的な審議会のルールでは「全員一致で了承」を意味します。すなわち〈表の「漢字」欄は、「印刷標準字体」を掲げる。〉(「追加字種・字体」についての基的な考え方(案〕)という基方針が了承されたと受け取れるわけです(もちろん25日のエントリで紹介した、骨子2番目も了承さ

    第28回漢字小委員会の結論は「大筋として、いわゆる康煕字典体で示す」 - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2008/11/28
    沈黙は了承であるという「ごく一般的な審議会のルール」の件。
  • Googleが携帯電話の絵文字をUnicodeに提案 - もじのなまえ

    漢字小委員会の模様について、たくさんの皆さんに興味を示していただいたようでありがとうございます。つづきは時間を見て書きます。まだ皆さんにお知らせしなければならないことは残っている。 今回はまた別のお話。国際化の世界でよく知られているエンジニア、風間一洋さんのブログで「携帯の絵文字のUnicodeへの収録」というエントリが公開されました。これによると、Googleが携帯電話の絵文字をUnicodeに提案しようとしているそうです*1。 Emoji for Unicode: Open Source Data for the Encoding Proposal 非常に興味深い動きです。このエントリでは「もうすぐ日語訳(?)を公開するそうである」とされていましたが、すでに公開されています。仕事が早い。 絵文字のユニコード符号化: 符号化提案用のオープンソースデータ ご存知のように、携帯電話での絵文

    Googleが携帯電話の絵文字をUnicodeに提案 - もじのなまえ
  • 1950年代初頭に略字体が一般的に使われていたことの意味 - もじのなまえ

    さて、先日の発表を粗っぽくまとめると、「1950年代初頭には表外字に略字体が、かなり使われていた」ということになりましょうか。ここで「かなり」と書きましたが、具体的には新聞社のうち朝日新聞、印刷会社のうち大日印刷について、明確な資料があるということです。つまり「略字体が主流だった」とまで言っている訳ではない。しかし無視し得ないほどの広さで使われていたとは言い得る、そんなところです。この「かなり」をもう少し精密に計測したいところですが、今後まだ資料は出てきて、範囲はもう少し広がるような感触を持っています。 ところで、この'50年代における略字体使用が、現代に生きる我々にとって、どのような意味を持つのでしょう? レジュメにも書きましたが、大日印刷では1993年にCTSラインにおける社内ルール「基文字規定」が制定されるまで、『活版の栞』にある略字体が使用されたと考えられます(活版のラインに

    1950年代初頭に略字体が一般的に使われていたことの意味 - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2008/03/27
    素朴な疑問→ (1)責任問題なの? (2)「歴史」を「比較的コンパクトに描く」ことに意味がある? (3)何千年もの歴史を持つ漢字の「字体というものの実体」に迫るのに、どうしてここ百年の話をそんなに重視するの?
  • 「束縛」という視点について (3) - もじのなまえ

    前回は文字について国の標準や政策を批判しようとする際、たいていは「社会的な混乱」という視点で語られてきたというところまででした。そして、ぼく自身がそうした視点で原稿を書いていたと。自分でもいいのかなと思ったんですが、この「社会的な混乱」を云々すると、とたんに書くものが大上段、上から目線になっちゃうんです。あたかも「社会」なるものを自分一人が背負っているみたいな。 これをもう少し腑分けすると、ここで語られている「社会」とは、筆者自身が含まれているのは当然として、施政者、そして国民全体をふくんだニュアンスがありませんか。つまりこの「社会的な混乱」での「社会」とは「わが国=日」に他ならないのですね。 一方で「束縛」と言ったとたんに、その対象はうんと明確で、しかも客観的な視線になります。少なくとも「国家」なんて大袈裟であやふやで虚言じみた話にはなりません。どうしてなんでしょう? ぼくたちは、誰し

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    mojiura
    mojiura 2008/03/09
    主観的な部分を除いてしまうと、そういうことになるんだろうけど、それはそれで何か行き過ぎているような気がする。でもまだよくわからない。時間をかけて消化していきたい。
  • 杉本幸治 本明朝を語る - もじのなまえ

    リョービの看板である明朝体、明朝をデザインされた杉幸治さんが、今までのご自分の仕事を話すのだという。週末は忙しいだよなあ、でもこの手のセミナーは一期一会、行かないと後悔するに決まってる。というわけで行って参りました、「杉幸治 明朝を語る」。 この日配られた資料によると、杉さんは1927年、下谷の生まれといいます。なるほど、お話の最中「菱」の字を指さして「しし」と発音されていたけど、江戸っ子ってわけですね。原弘も出た東京都立工芸学校(旧府立工芸)のご卒業というから、この世界ではエリートということでしょうか。これは大事な点だと思います。 杉さんより上の世代の原字設計者(主に手彫り活字の世代)は、たぶん好きも嫌いもなく、べるために字を彫っていた世代の人達ですね。ここでの技術の継承は徒弟制度によります。ところが昭和も2桁になり教育制度が確立してくると、だんだんべるためじゃなく好きで

    杉本幸治 本明朝を語る - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2008/03/04
    「統一病」の話、わかりやすい説明で、納得。でも一方で、漢字の様々な問題を解決するには「統一病」の人の力が必要不可欠だ、とも思う。
  • LeopardにおけるJIS X 0213:2004(2004JIS)対応 - もじのなまえ

    それはともかく、iBookにLeopardをインストールしたので、取り急ぎ2004JIS対応についてお伝えしたい。とにかくインストールしたばかりなので、まだ十分には確認できない事情はご了解されたい。 ヒラギノフォントは90JIS対応の「Pro」と、2004JIS対応の「ProN」の両方がインストールされる(ただし角ゴW8 Stdに対してはStdN)。 PagesやKeynote、Numbers、iPhoto等のアップル純正アプリで、デフォルトフォントがProNになるということは、今のところ確認できていない。上書きインストールをしたのだが、この場合インストール前の設定が保存される。これらのアプリのうちKeynote、Numbersはインストール後Leopardで初めて起動したのだが、デフォルトフォントはProNにはなっていなかった。 上が事実であるとすれば、かつてのマイクロソフトがとった方法

    LeopardにおけるJIS X 0213:2004(2004JIS)対応 - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2007/11/07
    コメント欄、アドビの山本太郎さんから、「Adobe Japan 1-6N」の表記は不正確なものである旨の指摘。なるほど。
  • 今年度の国語分科会/漢字小委員会の動き - もじのなまえ

    そろそろ動きがあるだろうな思いつつ、暑さのせいかぼんやりしていたら、やはりとっくに動き始めておりました。国語分科会/漢字小委員会のことです。去る7月25日に、今年度初めての国語分科会並びに漢字小委員会が開催されておりました。 国語分科会(第35回) 漢字小委員会(第15回) この機会にこれまでの審議の流れをまとめてみたいと思います。 すでにご存知の方も多いと思いますが、明治31(1898)年創設の国語調査会以来の伝統を誇る国語審議会は、省庁再編にともない2002年1月より文化審議会国語分科会に改称・再編されています。一般に審議会とは大臣から諮問されたテーマを審議するものですが、新装なった国語分科会に対して最初におこなわれた諮問が「これからの時代に求められる国語力について」です。このうち漢字については、前述の諮問につけられた「文部科学大臣諮問理由説明」のうち3-(2) が関係します。 (2)

    今年度の国語分科会/漢字小委員会の動き - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2007/08/18
    振り回されないようにしなくては。結局のところ、国が決めた漢字だけで世の中がまわるはずもない。漢字使用の基準は、自分の中に持つ必要がある。
  • 第8回もじもじカフェ「写真植字の時代」 - もじのなまえ

    講師として登場するのは、今や伝説と化している杉浦康平氏による数々のデザインを支えた手動写植オペレーター、駒井靖夫さん。しかも丁寧なことに初日は駒井さんの仕事場で写植機を拝見した後、翌日会場をあらためてお話を聞くという構成。これは行かないと。 ぼくのように1980年代初頭から編集者になったオッサンにとって、手動写植を語ることは自分の青春時代を語ることに他ならない。大出版社ではない、吹けば飛ぶような小さい雑誌は、当時みんな手動機で版下製作をしていた。当時電算写植は大きな印刷会社で書籍を作るときに体験できただけで、写植といえばイコール手動機だった。個人的な体験では、雑誌の仕事でも電算写植になるのは1980年代後半からにすぎない。*1 だから、文もタイトルもリードも、みーんな手動機で打っていたわけだけれど、その後格的に出会うことになる電算写植との比較で言えば、これに真似できない手動機ならではの

    第8回もじもじカフェ「写真植字の時代」 - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2007/08/06
    手動写植機の値段、SK-3RY が 60~65 万円、PAVO-8 が 230 万円。文字プレートの値段、メインプレートが 7 万円、サブプレート込みで 15 万円。
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