2009年8月24日のブックマーク (17件)

  • “情報化時代”に追いつけるか? 審議が進む「新常用漢字表(仮)」: 第3部 印刷文字から符号化文字へ第7回 『議員氏名の正確な表記』と人名表記の位相文字

    ● 書体の違いを規定する常用漢字表「明朝体活字と筆写の楷書との関係について」 前回は漢字字体の歴史をさかのぼることで、『議員氏名の正確な表記』(以下『正確な表記』)が「書体の違い」を無視してしまっていることを指摘した。しかし、このような事細かな漢字字体の歴史を、誰もが知っているはずもない。そのような中で衆議院事務局が書体の違いを無視してしまったとしても、それは仕方のないことではないだろうか? それが違うのだ。もう27年も昔から、これは数ページの簡単なルールにまとめられている。それが他ならぬ常用漢字表の「字体についての解説」だ。この中の一節「明朝体活字と筆写の楷書との関係について」では、以下のように書かれている。 字体としては同じであっても、明朝体活字(写真植字を含む。)の形と筆写の楷書の形との間には、いろいろな点で違いがある。それらは、印刷上と手書き上のそれぞれの習慣の相違に基づく表現の差

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    礼儀を重んじることにより異体字が発生してしまう話。「位相」という概念。知りませんでした。勉強になります。
  • “情報化時代”に追いつけるか? 審議が進む「新常用漢字表(仮)」: 第1部 漢字小委員会の考え方と審議状況第2回 審議に使われた多くの頻度調査

    ● どのようにして文字使用の実態を把握するのか 前回、常用漢字表の目的は〈一般の社会生活において、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安〉だと書いた。よく誤解されるが、常用漢字表は手紙や日記、メモなどの個人的な文書、小説や歌などの芸術表現、アカデミックな専門分野などは対象外だ。では何が対象かというと、よく説明に使われるのが「広場の言葉」という言い方。外からは見えない建物の中などでなく、人々が集まるオープンな「広場」、そんな場所でコミュニケーションをする際に使う共通の漢字。私なりに言えば「最大公約数」という言い方になろうが、その「目安」を規定したのが常用漢字表だ。 前回で述べたような「書記環境の大きな変化」とは、まさにこの「広場」の質的な変化を意味するからこそ常用漢字表は改定されようとしている。では具体的にどのように変化したのか? それを科学的なデータとして把握できなければ、どのように改定

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    漢字頻度数調査。アスキーアートの「蠶」の話や、「葛藤」「藤棚」「藤色」以外はほとんど固有名詞の「藤」の話など。
  • 小林朋道略歴

    1958年岡山県生まれ。 岡山大学理学部生物学科卒業。京都大学で理学博士取得。 岡山県で高等学校に勤務後、2001年鳥取環境大学講師、2005年教授。 専門は動物行動学、人間比較行動学。 これまで、ヒトも含めた哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類、魚類などの行動を、動物の生存や繁殖にどのように役立つかという視点から調べてきた。 現在は、ヒトと自然の精神的なつながりについての研究や、水辺や森の絶滅危惧動物の保全活動に取り組んでいる。 『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』 『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!』 『先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!』 『先生、カエルが脱皮してその皮をべています!』 『先生、キジがヤギに縄張り宣言しています!』 『先生、モモンガの風呂に入ってください!』 『先生、大型野獣がキャンパスに侵入しました!』(築地書館) 『通勤電車の人間行動学』(創流

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    「先生、……います!」シリーズ。読みたい。
  • 印刷標準字体 - 書籍編集者の校正日記

    印刷標準字体とは「明治以来,活字字体として最も普通に用いられてきた印刷文字字体であって,かつ,現在においても常用漢字の字体に準じた略字体以上に高い頻度で用いられている印刷文字字体(後略)」(国語審議会 2000年12月8日答申)だそうだ。つまり、最も一般的かつ、たくさんつかわれている活字、ということになる。 印刷標準字体を認定(?)した(正しくは表外漢字字体表を作成した)国語審議会では『漢字出現頻度調査』なるものを行ったらしい。1997年(平成9年)と2000年(平成12年)というから、ほんの最近のことだ。凸版印刷、大日印刷、共同印刷の三社が組版で使用した漢字の頻度順位や、読売新聞の紙面で使用された漢字の頻度が元データとなったそうだ。 実際につかうことで、その字が「字体表」に載るって、考えてみたらすごいことじゃない? 広辞苑の第六版に新しいことばが入るのもそう。私たちがつかうことで、それ

    印刷標準字体 - 書籍編集者の校正日記
    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    「実際につかうことで、その字が『字体表』に載るって、考えてみたらすごいことじゃない?」とある。確かににすごい。反面ちょっと怖い。本当に載せる前には(広辞苑と同程度くらいには)慎重な議論が必要と思う。
  • 文字の旅人 - DTP雑誌がなくなっていた

    お盆休み前に最近のDTP事情はどうなっているのかと思い,雑誌を求めて書店へ行ったところDTP雑誌と呼べるもの自体がなくなっていた。いろいろな雑誌が芳しくないことは知っていたが,月刊でなくなっただけだろうと思っていた。しかし,状況はそうではなかった。 雑誌がないということは,当然ながらそれぞれの分野・領域の専門を当たらなければならない。そして,専門書には印刷に特化したことは書かれていない。これが何を意味するのかよく考えなくてはいけない。 「印刷機材メーカーのマーケターやエンジニアに聞けば良いではないか」という声が返ってきそうだが,そんなことでいいのだろうか。雑誌がなくなったということがどういうことかをもっとよく考える必要がある。 我々はこのあたりで当に気付かなければいけない。

  • 高校英語教科書におけるQWERTY配列 | yasuokaの日記 | スラド

    英語における文字頻度とタイプライターのキー配列」(英語教育, Vol.58, No.6 (2009年9月), pp.74-75)の読者から、「現行の高校英語教科書(リーディング)」って何ですか、というお尋ねがあった。隠しておいてもいずれわかることなので、ここではっきり書いておこう。『Power On English Reading』(東京書籍, 2009年2月)という現行の高校英語教科書(リーディング) Lesson 5「The Typewriter―A Lesson in Design」に出てくる、以下のQWERTYネタのことだ(p.74)。 Today's keyboards are not in alphabetical order. Why did the ordering change? It was to overcome a mechanical problem. If a

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    「今後4~5年は、このネタに騙された高校生が世の中に大量に輩出されることになるのだろう」とのこと。確かに大変そう。
  • 書棚と平台 - 本屋のほんき

    書棚と平台―出版流通というメディア 作者: 柴野京子出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 2009/07/01メディア: 単行購入: 10人 クリック: 193回この商品を含むブログ (36件) を見る日の出版流通制度は、世界的に見てもかなり特殊なシステムによって動かされています。 雑誌が書店で販売されていること、これは当たり前のように思えるかもしれませんが、実は世界的にはかなり特殊な部類にはいります。海外の多くの国では、雑誌は書店で買うものとは決まっていません。書店はあくまで書籍を買う場所であって、雑誌を買う場所ではないのです。 このは、日の書店およびその特殊な出版流通の仕組が、どのような時代背景を経て成立していったのかという歴史を、丹念に追いかけていった学術論文です。 スリップは、いつごろから普及したのか? ジャンルという概念は、どのようにして成立したのか? なぜ、は定価販売で

    書棚と平台 - 本屋のほんき
    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    勉強したい。
  • ルビを付けよう:「もりど」と聞こえた・追記'09/08/21 - livedoor Blog(ブログ)

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    「土留め」という語のこと。子供のころから「どどめ色」って使ってたのだけど、スラングの類だと思い込んでた。勉強になります。
  • 文字裏の RSS リーダー - 受信箱

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    一般に誤字とされる「異和感」という字を使う知識人の話。知識人も普通に「間違える」わけで、だから著名な作家の作品に出てくるという理由だけで文字を拾うのには違和感がある。
  • 白鳥は水の下で足をかく - レジデント初期研修用資料

    水面に浮かぶ姿がどれだけきれいであったとしても、水かきだとか、足だとか、水面下の構造を 持たない白鳥は、いつか沈んでしまう。 ある仕事に打ち込んで、努力の見返りとして、その仕事から、見合った対価を得られる人は幸福だけれど、 それはすごくまれなことで、あるいはもしかしたら、「水の下に何もない白鳥」みたいに、 そういうやりかたは、むしろいびつなものなのかもしれない。 「成功するために業に打ち込む」やりかたというのは案外正解からは遠くて、 むしろ「業を楽しむために副業を頑張る」人というのが、正解にたどり着く可能性が高いような気がする。 大事なのは「業」と「副業」と、できれば白鳥みたいに、生き物としてリンクしていることで、 「役者を目指して、副業でアルバイトを頑張る」みたいなやりかたは、それとは少し違う。 井上隆智穂というF1 ドライバー セナが亡くなったあと、シューマッハが大活躍を始めた頃

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    最後の一文がすごい(笑)→「もちろん本当に才能のある人は、『正解』なんて蹴散らしながら、自分の信じた道を当然のように進むのだけれど」。
  • 第45回 漢字が引き起こす語の意味の変化―「性癖」 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム

    「性癖」の意味や用法が変わってきた、と活字を見たり、話を聞いたりする中で感じてきた。元より、この語は、「性善説」という場合の「性」と同様に、人の性を意味する「性」を含んでいて、性質や癖といった意味であった。しかし、近ごろ、別の意味での「性」にかかわる、人と変わった趣味を指す人が増えてきているようだ。 性的な嗜好という意味にじわじわと特化されつつあるのは、「癖」という字の醸し出すイメージもかかわっているのであろうが、この「性」という漢字が「性格」よりも、「男性」「女性」「性欲」「性的嗜好」などの意味として多くとらえられるようになってきたことと関係するのであろう。ちなみに、韓国語で、性格といった意味をもつ「性味」(ソンミ)という語について、日人学生に意味を推測してもらうと、その字面から、とてもここでは記せないような解釈が次々と飛び出す。 つまり漢字は、表意性を強く帯びている文字であるため、

    第45回 漢字が引き起こす語の意味の変化―「性癖」 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    「性癖」のという語の中心的な意味が、性的なものに変化しつつあるらしい。なるほどそう言われてみると確かにそうかも。
  • d08.pdf 視聴者はどのくらい“漢字表記”を求めているのか

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    「振り仮名」の可能性がまったく考慮されてないのが個人的に残念だけど、とても興味深い内容です。あと、片仮名の「ワンノブゼム」は難読漢字よりも難しいと思った(笑)。
  • INTERNET Watch “情報化時代”に追いつけるか? 審議が進む「新常用漢字表(仮)」バックナンバー

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    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    たぶんまだ読んでないので。
  • 『活字印刷の文化史』について - もじのなまえ

    このが出たのはゴールデン・ウィークの頃ですから、もう3ヵ月を過ぎますか。来であれば共著者の一人として、書を紹介し、広く勧めるべきところでした。 活字印刷の文化史 作者: 張秀民,大内田貞郎,豊島正之,鈴木広光,小宮山博史,宮坂弥代生,佐賀一郎,劉賢国,孫明遠,内田明,小形克宏,府川充男出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2009/05/04メディア: 大型 クリック: 42回この商品を含むブログ (13件) を見る 書の全般的な紹介は、先日公開された、編者の小宮山博史さんの文章があります。 漢字・仮名活字の世界史的位置づけ―『活字印刷の文化史』 こうして読むと、あらためてこのの凄味といったものが分かり、またそのようなに場違いな原稿を書いてしまったのではという自責の念にとらわれます。 書収録の原稿は、昨年INTERNET Watchで連載した“情報化時代”に追いつけるか? 

    『活字印刷の文化史』について - もじのなまえ
    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    これは読まなくては、と思った。が 10,290 円。まずは財布と相談。
  • 「T」か「D」か? - 日本語への旅

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    ルビを振ることがコスト高になることの実例。「柳田」さんの読みかた(やなぎだ/やなぎた)についての考察も楽しい。
  • みだりに(妄りに/猥りに/濫りに): 言葉拾い

    1、分別なく行うさま。 2、正当な理由や資格もなく行うさま。 「みだりに」は、 動詞「乱る」 ↓ 形容動詞「みだり」(乱り/妄り/猥り/濫り) ↓ 副詞「みだりに」(妄りに/猥りに/濫りに) という成り立ちのようです。 「みだら」(淫ら/猥ら)は、「乱れる」「乱り」と同源です。 みだりにに当てられた漢字「妄」「猥」「濫」がどれも私には意外なものでした。 それぞれの漢字を見てみると、 「妄」 ボウ・モウ 1、みだり。すじの通らないこと。でたらめ。 2、みだりに。むやみやたらに。 妄想・妄執・妄信などすぐ浮かびますが、「妄」自体の意味を調べたことはありませんでした。 「猥」 ワイ・みだ-りに 1、みだりに。むやみに。 2、みだす。みだれる。 3、みだら。 「猥」は、卑猥・猥談 など“みだら”の意味しか頭にありませんでした。 「濫」 ラン・みだ-れる 1、水があふれひろがる---氾濫 2、みだり

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    当用漢字のときの「同音の漢字による書きかえ」の件で、公用文(例:濫用)と新聞(例:乱用)とで不統一になった、という話。ちょっと興味あり。後で調べてみたい。
  • 冒頭(ぼうとう): 言葉拾い

    文章や談話のはじまりの部分。前置き。 日経の「春秋」覧で、 「冒」という字は、頭巾のたぐいを深くかぶり目だけを出している姿を表しているそうだ。 それがかぶとをつけて進撃する格好にも見え、無頓着に行動することを指した。との記事を目にしました。 記事は、「冒険」「流行性感冒」をあげ、新型インフルエンザ対応のことで結んでいます。 その後に目にしたのが「冒頭」でした。 「ぼうとう」はよく使っていたはずですが、「冒」の字だったことに気づかされました。 「冒」 ボウ・モウ・おか-す・おお-う 目におおいをかぶせたさまで、おおう意。 1、おおう 2、おかす 3、むさぼる 「冒頭」は「頭をおおう」という解釈でしょうか。 そこから“前置き”という意味になる道筋が知りたかったのですが、見つかりませんでした。 「冒頭」の反対語はという質問の回答はありました。 「冒頭」は文章だけには限らないので、 文末・終末・末

    mojiura
    mojiura 2009/08/24
    末尾に「尚、『涜』は1983年にJISが作った略字です」とあるけど、本当でしょうか? なんとなく JIS がやっちゃう以前にもこの字体は存在していて、JIS は追認しただけ、と思うのですが……。あとで調べようと思う。