前篇では、高木新平さんがなぜ「シェアハウス」という生活実験の場を立ち上げたのかについて糸井重里さんを相手に語ってもらった。そうした人と人の関係性から成り立つ「何したっていい」場を土台として、いかにクリエイティブの自由を取り戻していけるのか―これからまさに「必殺の一枚」を作り上げんとする高木さんと、「これ、よくできているけど、つまらなくなった」とだけは言わせないために走り続けてきた糸井さんの思いが、いまここで交差する…… 「僕は保留中です」と言ってもいい。 糸井 そういえば、大滝詠一さんって知ってますか? 大滝詠一さんは、後にYMOのメンバーとなった細野晴臣さんや、作詞家の松本隆さんとかといっしょに、学生バンド出身の「はっぴいえんど」という一世を風靡したバンドのメンバーだった人で、30年ぐらい前に『A LONG VACATION』(1981年)というすごいアルバムを1枚作って、これで10年食
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