流通大手のイオンは、厳しい経営が続く大手スーパーのダイエーに対して、TOB=株式の公開買い付けを行って子会社化する方針を正式に発表しました。 イオンは、今後、ダイエーに対して自社のプライベートブランドの供給を増やすなどして、本格的に経営再建に乗り出します。 発表によりますと、イオンは、およそ20%の株式を持つダイエーに対し、来月から、TOB=株式の公開買い付けを行うことを正式に決めました。 これに対して、ダイエーのおよそ29%の株式を持つ筆頭株主で、大手商社の丸紅は、24%余りの株式について公開買い付けに応じると発表しました。 TOBが成立すると、イオンは、少なくともダイエーの44%の株式を保有することになり、今後、取締役の過半数を派遣することでダイエーを子会社化します。 ダイエーはバブル崩壊後に多額の負債を抱え、平成16年に当時の「産業再生機構」から支援を受けたあと、丸紅とイオンが大株主