図1●ひまわり証券が利用者の使い勝手を考慮して盛り込んだ工夫 2006年11月に稼働させた新しい証券売買システム「Hits証券デリバティブ」では,利用者の使い勝手を考慮して,工夫を凝らした [画像のクリックで拡大表示] この1年ほどでWebシステムの使い勝手を取り巻く環境は一変した。Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)技術などを用いた,使い勝手の良いサービスがインターネット上で数多く提供されるようになり,利用者の使い勝手に対する目が肥えてきた。もはやWebシステムであっても使い勝手の悪いものは許されない。 こうした動きを受け,ひまわり証券は2006年11月,既存のWebブラウザ向け証券売買システムの再構築に踏み切った。旧システムでは,「必須入力項目が分かりにくく苦情を寄せられたこともあった」(証券企画1課 濱中郁和氏)。そうした使い勝手の悪さを一掃しようと