「フード・バンク」という言葉をご存知でしょうか。米国で行われている、低所得者または無所得者向けの食料費援助運動のことで、一般的にそうした人々に無料でパンや牛乳などを支給する施設・団体を指します。日本でも同じような試みが行われており、にわかにメディアにも取り上げられる機会が増えているため、ご存知の方も多いかもしれません。 「フード・バンク」は、1964年から貧困対策のひとつとして米政府が制度化した「フードスタンプ」と同様、食べる物に困っている市民をサポートするために重要な役割を担っています。ちなみに「フードスタンプ」はデビット・カードとして支給され、スーパーで食料品の買い物が出来る仕組み。しかし、ビールなどの嗜好品は対象外となります。 さて、この「フード・バンク」や「フードスタンプ」。今まではホームレスや、所得の少ないシングル・マザーといった人々が申請を行っていたのですが、最近はまた新しいタ