現在発売中のTarzanが腰痛・肩こりを特集していた。へー、Tarzanがこの特集ですかと冷やかしに立ち読みでぱらっとめくりつつ、微笑みながら、あれ、PNFが載ってらとちょっと驚いたので買うことにした。とはいえ、PNFやその関連についてはこのエントリでは触れない。でもそういえば、と、標題の本のことを思い出した。ネタにしようとして、していなかった。 この本は、日本版の副題に「腰痛・肩こりの原因と治療」とあるように、とりあえず腰痛について書かれた本だと言っていい。米国では"Healing Back Pain(腰痛治療)"として1991年に出版され、話題となった。というのもこれを読んだだけで腰痛が完治したという人が多数出現したからである。ちょっと宗教みたいな状況だった。 と、書きながら、少しためらうのは、そう書くことでいかがわしい本であるかのような印象を与えるのではないかということだ。実は、この
第Ⅰ部 疑わしき起源 第1章 戦争中の自殺と袋叩き 一枚の写真の記憶 最初のパーバーシティ 第2章 戦争中に英語への関心を抱く 英語への関心 英文学という問題 第3章 アメリカの自由と反動との奇妙な闘い アメリカに学び、日本に帰り、「戦争花嫁」としてアメリカに帰る 第4章 アメリカで英文学を教える初めての日本人としてバークレーに行く アメリカで英文学教授となる ある不安感と日本人であることの経験 第5章 バークレーでチョムスキーと出会う 変化が始まる――「私は正しいことをしているのか」 今度こそ戦争の真実を解明しなければならない、欺かれてはならない 第Ⅱ部 戦争と抵抗 第6章 最初の戦争体験 嫌悪感に始まる スタイルとしての抵抗 第7章 戦後民主主義、新憲法、戦争責任問題 戦争経験を考える 何も信じられるものがなかった 天皇と憲法 第8章 五〇年代そしてベトナム戦争と六〇年代 ほとんど理解
東京都世田谷区に住む59歳の、ふつうの主婦が、亡くなった母親の遺産を元手にFX(外国為替証拠金取引)で3年間に4億円を稼いでいた。こんなに儲かるFXっていったいなんだ! 10万円の元手で、100万円の取引をする 主婦は儲けを申告せずに、東京国税局から所得税法違反(脱税)の疑いで東京地検に告発されたと、2007年4月13日付の朝日新聞や読売新聞などが報じた。 「FX」とは、証拠金を担保に最大200倍の外貨を売買して為替差益を得る金融取引。たとえば、1万ドルを買おうとした場合、1ドル=120円であれば通常120万円が必要になるが、FXであれば、FX会社や証券会社に証拠金(担保)を積むことで1万ドルを買うのに、10万円程度で済む(最低保証金は証券会社等で異なる)。 10万円の元手で、1万ドル=100万円の取引をするとき、「レバレッジ10倍」という言い方をするのだが、少ない元手でレバレッジを効かせ
経済停滞の原因と制度 (経済制度の実証分析と設計) 作者: 林文夫出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/01/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 74回この商品を含むブログ (12件) を見る あちこち(というか極一部w)で盛り上がっているこの本ですがとりあえず第7章までをざっと読んだのでまとめてみました。既にドクターkoiti_yanoさんによる簡にして要を得てかつ面白いまとめがありますので激しくアレですがまあご参考まで。 とりあえず結論としては、林先生による最初の総論だけを読んでこの本を読んだ気になるのは大変危険だということです。例えば、日本の大停滞の原因は供給側にあって、しかもそれはTFPの低下によるもので、更にそれは追い貸しによるゾンビ企業の存在のためである、といった結論を本書に載っている論文群から導くのはかなり無理があります(が、総論だけ読むとそう取れなくも
http://www.videonews.com ■マル激トーク・オン・ディマンド 第315回 [2007年4月6日収録] タイトル:アメリカ型格差社会で日本は幸せになれるか ゲスト:小林由美氏(経営戦略コンサルタント・アナリスト) <プレビュー> http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_315_pre.asx 日本では「格差社会」論争がたけなわだが、自由競争の導入による貧富の差の発生 は、日本のアメリカ化の一環と見ることもできる。アメリカは所得上位5%の人口が、 全体の約6割の資産を独占する、世界でも有数の格差社会という一面を持つ。 在米26年間でアメリカの富の偏在ぶりをつぶさに見てきた経営コンサルタントの 小林由美氏は、近著『超・格差社会アメリカの真実』の中で、日本とは比べものにな らないほど大きな格差
月曜日に発売の『週刊東洋経済』にベッカー先生登場です。これは必読でしょう。さすがベッカー先生、バシッと語ってもらってます。 1 日本の経済格差といわれている問題は不況のせいなので、あと1〜2年*1もいまの景気が続けば経済格差と騒がれている問題の大半は解決する。 2 フリーター問題(非正規雇用の増加)も1と同じ。ニートという定義のあいまいなものに政府が政策介入するとむしろ非効率を生み出す。これも実際には1と同じに1〜2年いまの景気が持続すれば自然に解決 3 少子化問題は確かに深刻だが、(ベッカー先生は移民をすすめているようだが、仮に)フランス的な補助金・育児政策で行うならば、働いている女性だけでなく専業主婦にも補助すべき。基本的に政府が子どもを生むとか産まないとかの選択に介入するのはやめるべきである。 とまさに正論語りまくりです。*2。これに意見を付加することはかえって自らの知的貧困さを明ら
アダルトサイトを運営していた夫婦が、わいせつ図画公然陳列容疑で逮捕された。こきちんと業者として営業の届出を出していたのだが、この容疑で逮捕される全国初の業者となってしまった。他にもたくさん同様なサイトがあるのに、どうして目をつけられたのか。 公安委員会への届出済みのサイト 福井県警は2007年4月12日、ウェブサイトで違法なわいせつ画像を閲覧させていたとして、同県坂井市の映像送信型性風俗特殊営業(アダルトサイト経営)の久野文雄容疑者(38)と妻の玲子容疑者(32)をわいせつ図画公然陳列容疑で逮捕した。夫婦で運営していたサイト「AYA’s Room」で、06年11月から07年1月にかけて違法なわいせつ画像を閲覧させていた疑いだ。同容疑でアダルトサイト業者が摘発されるのは全国初。 このサイトは、00年7月ごろに開設されたとされ、これまでに全国約2,000人から約2億円を売り上げていたという。一
Diggに代表されるソーシャルニュースサイトが米国ではすっかり定着してきたようだ。一方で新聞社系ニュースサイトも,昨年あたりから読者参加型のソーシャルメディア化が盛んになってきた。はっきりと集客効果を発揮するサイトも出てきている。 ソーシャル化で先行していたTopix.comは,訪問者数がこの1年間で162.8%も増えた(参考エントリー)。また,USAToday.comは3月にサイトをリニューアルしたが(参考エントリー),Nielsen/NetRatingsによるとユニークユーザー数が1094万人と2月に比べ21%も増えた。登録者数も前月比380%も増え,1人あたりの滞在時間が増えたという。人気のあるニュース分野は,スポーツ,マネー,トラベル,テクノロジーである。 今回のリニューアルで,登録者は各記事にコメントを加えられるが,3月には4万件のコメント投稿があった。以下は2日前の同サイトの記
Wall Street Journalは、米3大ネットワークのCBSは、MSN、AOL、そしてJoostに番組提供をすることを、早ければ、 12日(現地時間)にも発表する、と伝えた。提供されるのは、"NCIS"、"CSI: Crime Scene Investigation"、夕方ニュースの "Evening News with Katie Couric"そして、いくつかのスポーツ番組になる見込みで、番組は、無料広告モデルで提供されるという。 CBSは、また、2月に発表された、NBC Universal-News Corp.のジョイントベンチャーにも番組を提供することを交渉中という。(CBSは元々、このベンチャー会社の発起会社に参画する話し合いをしていたが、発起会社への参加は見送っている) 番組提供サイトでの広告による収入のうち、CBSは、90%を取得することを、配信パートナーに要求してい
インターネット広告市場の風向きが少し変わってきている。このたびのGoogleによるDoubleClick買収は,これからのネット広告の流れを先取りした行動のようだ。 ネットバブル崩壊以降,インターネット広告の主役はバナー広告から検索連動広告へ変わってきた。その流れを作り出したGoogleが高収益を謳歌しているのだ。 ところが最近,その流れが変わろうとしている。バナーなどのブランディング広告が復活してきているという。eMarketerの調査でも,Branding広告(Display ads/banaers,Rich Media/Video,Sponsershipなど)がDirect Response広告(Paid search,Classified、Emailなど)よりも,これから成長率が高くなると予測している。バナー広告やリッチ広告などのブランディング広告が,今後のネット広告市場でより重要
タバコ部屋は僕らのパラダイスなのさ! 企業内の合理主義・成果主義の徹底により失われたものの代表的なものが、たばこ部屋やアフターファイブの赤ちょうちんをはじめとする、社員同士のコミュニケーション。 たばこ部屋が消えたのにはほかにも理由はあるけど、業務中に休憩と称してたばこを吸うのはいかがなものかという論理が後押ししたせいで、あっさりと消えた。 だけど、本当にそれで業務の効率化は進んで、いい結果は出たのか? 実際にたばこ部屋で行われていたコミュニケーションを具体的に挙げると、 他部署との交流 上司と部下など世代間の交流 派遣社員やアルバイトスタッフとの交流 といったところ。 現代の企業において、このような機会は実はほとんど無い。いまって新人の歓迎会だってやらないでしょ。やってもプロジェクトチームの中だけ。制作の人間が営業の本音を聞く機会みたいなのってほとんどない。 特にひどいのが、世代間断絶。
つらいのである。 いきなりの愚痴で恐縮なんだけど、本当につらい。 つらさの原因は主に仕事で、諸事情で、 自分のキャパをあきらかに超えた作業量をさばくことになり、 毎日ヒーヒー言っている。 休日出勤は当たり前。 プライベートの予定は極力入れないようにして、 デスクワークと外部との打ち合わせに時間を割いているうちに、一日が過ぎていく。 毎日毎日頭をフル回転させているつもりだけど、全然追いつかない。 不本意だけど、他の人にも仕事をふって、ようやく帳尻を合わせている。 いまは多分、寝ているときが一番幸せだ。こんな状態があと2か月は続く。 けれど、そういった日々が続くことが「つらい」わけではない。 こういう職業についた時点で、いくらかの多忙は覚悟している。 いま、僕が「つらい」のは、きっと、このつらさを言える人がいないからだ。 もちろん、会社の人と話す中で、いくらか愚痴をこぼすことはある。 プライベ
Here's some lovely advice on writing short stories, from Kurt Vonnegut's collection, Bagombo Snuff Box: 1. Use the time of a total stranger in such a way that he or she will not feel the time was wasted. 2. Give the reader at least one character he or she can root for. 3. Every character should want something, even if it is only a glass of water. 4. Every sentence must do one of two things -- reve
前回から半年以上のブランクを経ての「世界文学全集」第四回目は、先日84歳にして死去したカート・ヴォネガットの代表作『スローターハウス5』である。 スローターハウス5 (ハヤカワ文庫SF ウ 4-3) (ハヤカワ文庫 SF 302) 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,和田誠,伊藤典夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1978/12/31メディア: 文庫購入: 26人 クリック: 894回この商品を含むブログ (233件) を見る こないだも書いたが、この小説はワタシにとって特別な作品である。が、これを初めて読んだときの第一印象は、正直「なんじゃこりゃ」だった。特に連祷のように繰り返される「そういうものだ。(So it goes.)」には面食らった。 しかし、それはただやみくもに繰り出されるのではなく「死」と符合していること、そしてそれが本作を覆う戦争の後遺症としての失語感覚の表現で
写真は伊賀市内を走るストレンジなミニバス、忍者号。黒井宏光さんが頭領をつとめる伊賀流忍者集団・黒党の忍術パフォーマンスは、海外でも人気があるそうです。 マンガや映画で、忍者がしゃべるときの記号的表現にもなっている、「〜でござる」という語尾。藤子不二雄Aの『忍者ハットリくん』のハットリくんが使ってる、あの「ござる」だ。 片ひざついて頭下げ、「〜でござる」と言うだけでもうなんか、忍者な気がしてくる。 しかし、だ。 忍者の里として有名なのは、言うまでもなく伊賀(三重)・甲賀(滋賀)。三重も滋賀も、関西系の言葉をもともと使っているはずで、ござるなんて語尾は、どっちの方言にもなさそうだ。本物忍者は、実際には「ござる」とは言ってなかったのではないか? じゃあ、なんで忍者が話すときには「ござる」という記号が定着したのか。 各地で忍者ショーや忍者教室を行う、伊賀流忍者集団・黒党(くろんど)頭領、伊賀流忍術
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