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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (30)

  • 飯田泰之『日本がわかる経済学』

    ビジネスで活用できるマクロ経済学(日全体をとらえる経済の見方)の入門書としてとても読みやすい。ラジオでの話をベースにしているので語り口が滑らかに構成されているのも長所。前作のミクロ編『思考をみがく経済学』よりも個人的にはこちらの方が面白かった。 また実際の経済を大枠で理解するいくつかのヒントがちりばめられているので、このをベースにしてなるべく道を踏み外さすに(素人の人が陥りやすいのは基を逸脱して自説で断定してしまうところだ)、さらにレベルの高いに向かうのがいいと思う。 以下は書でよかったと思う点をいくつか列挙。 1 景気の動向を知るためのいくつかの経済指標とその先行・一致・遅行の性格についての説明を丁寧にしていること。政府やメディアの発表するデータの特性に注意して、脊髄反射せずにそのデータを冷静にみることができる。 2 経済と「幸福度」との関連を重視していること。特に経済成長との

    飯田泰之『日本がわかる経済学』
    morutan
    morutan 2014/09/30
    飯田泰之『日本がわかる経済学』
  • 戦争と同じとめられない、財務省病があるかぎり政権が代わっても増税のために使い捨てされておしまい

    これもTwitterでつぶやいてRTを数多く集めたものを再録 (増税は)戦争と似ている。みんながまずいと思っていても、消費税増税がとめられない。おそらくすったもんだで10%にあげるとなぜかほっとするだろう(それが我々の国の風土だ)。しかしその後に経済停滞が続く。気づいたときには政策決定の責任は曖昧で、メディアは敗戦後と同じで手のひら返して増税批判をするだろう。 安倍首相にはもちろん経済停滞したときは責任はとるのは当然。しかしなによりも財務省の責任を問わないかぎり、どんな政権がでてきても同じことの繰り返し。財務省解体とか分割とか何十年も議論されてきてるがすべて手の内を読まれてる。個人的には暗黒卿財務大臣くらいしか妙案がないが 苦笑。 という上のつぶやきに対して、片岡剛士さんがTBSラジオsession22で暗黒卿(=高橋洋一)財務省説を開陳したとのこと。笑。もうそれくらいしか当にないのだろ

    戦争と同じとめられない、財務省病があるかぎり政権が代わっても増税のために使い捨てされておしまい
    morutan
    morutan 2014/09/01
    『いまの消費税増税に代わる経済政策については以下の本で多くの論者が(反論含めて)具体案を提起しているのでぜひお読みください。』 「日本経済は復活するのか」
  • リフレ派と東日本大震災:代表的著作その1(原田泰&岩田規久男)

    東日大震災直後からいわゆる「リフレ派」は様々な媒体で発言を積極的に行ってきた。以下では主に代表的なものとして三冊をとりあげる。原田泰さんと岩田規久男日銀副総裁の、そして麻木久仁子さんと田村秀男さんと僕の共著だ。最後の一冊は別なエントリーを作って後ほど掲載する。 書籍の内容紹介は自著のもの以外は当時のブログの記述による(一部だけ修正した。また岩田先生は日銀副総裁でなかったので「先生」のまま)。 原田泰『震災復興 欺瞞の構図』 東日大震災の復興のためには19〜23兆円必要で、それを賄う10.5兆円の増税が必要だ、というのは端的に欺瞞もいいところだ、というのが書の中核のメッセージである。そんな非効率的な「復興」は、復旧さえもあぶなくし、まさにゴーストタウンを生み出すかもしれない間違った政策だ、というのが原田さんの主張だ。 原田さんによれば、震災で毀損した物的資産は公的資産&民間資産合わせ

    リフレ派と東日本大震災:代表的著作その1(原田泰&岩田規久男)
    morutan
    morutan 2014/03/12
    震災復興の非効率性。「東日本大震災の復興のためには19~23兆円必要で、それを賄う10.5兆円の増税が必要だ、というのは端的に欺瞞もいいところだ」 一人あたり一千万×50万人+公的資産2兆で6兆円ですむ、と
  • 高校生が読む経済書って何だろうか?

    某ブログで知ったんだけど、ある高校のおすすめ経済書の著者がこんな人たちであった。 「内橋克人、ダグラス・スミス、橋寿朗、中村政則、佐和隆光、飯田経夫、岸重陳、林敏彦、宮崎義一、伊東光晴、西川潤、内山節」といって方々である。う〜ん、個人的には林先生は尊敬しているし、中村氏のもいいですよ。でもなあ、もう少し新しい人たちで、なおかつ経済学の基礎的なものを理解してから、経済学批判したりするものを読んだ方がいいんでないかい? 小学生レベルからいってみようか。 佐和さんのでも彼の訳したレモン二冊が基書でスタート。その次には週刊こどもニュースの経済関係のを読めば、まずは小学生レベルは終了。 新装版 レモンをお金にかえる法 作者: ルイズ・アームストロング,ビル・バッソ,佐和隆光出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/05/21メディア: 単行購入: 3人 クリック: 83回この

    高校生が読む経済書って何だろうか?
    morutan
    morutan 2010/09/18
    小学校から高校生までの経済学オススメ本
  • [経済]近刊予告! 奇跡的なコラボが実現。掛け値なしの名著 2010-06-04 - Economics Lovers Live

    実は今日(金曜日)の昼間に、ふと天気のよさに誘われて母校に出かけてきました。そのときにリアルつぶやきをしにある方の研究室に伺った際に、この『伝説の教授に学べ! 当の経済学がわかる』のゲラを拝読させていただきました。かん口令(笑)がひかれているので、いままで黙っていましたが、ついにアマゾンで予約が始まったようです。 ゲラを読んだ感想は、ともかくいままでにない経済学講義だということです。個性がこれだけ強いと同時に、それぞれの分野のトップランナーですので、どうなるか、と思ったのですが、これ宣伝でもなんでもなく、当に独創的で、また挑発的で(ここがかなり)、また啓発的です。面白いので、そのままゲラ持ってきちゃおうかな、と思ったぐらいですから。 上念さんのとともに、この二冊が旋風を起こすことは疑いないです! あー、早く読みたい やっぱ、持ち逃げしてくればよかった 笑 伝説の教授に学べ!

    [経済]近刊予告! 奇跡的なコラボが実現。掛け値なしの名著 2010-06-04 - Economics Lovers Live
    morutan
    morutan 2010/06/09
    『伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本』
  • 梶谷懐・山形浩生・田中のゼロ年代のベスト経済本

    せっかく三人でコメント欄でを選んだのでエントリーの方で紹介。http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/comment?date=20100405#c まず田中 ゼロ年代にあげるべき経済書としては何をあげましたか? 僕はクルーグマンの「復活だぁあ」論文(01年翻訳完了)が収録されてるか、もしくは経済学ブームの端緒となった『ヤバい経済学』あるいは『エコノミスト、南の貧困と闘う』でしょうか。日人のものなら、結局、構造改革やその前後の制度設計にもろにかかわった人物の生きざまも記した暗黒卿の『さらば財務省』をあげますね。 クルーグマン教授の<ニッポン>経済入門 作者: ポール・クルーグマン,山形浩生出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2003/11/22メディア: 単行購入: 6人 クリック: 54回この商品を含むブログ (46件) を見るヤバい経済学 [増補

    梶谷懐・山形浩生・田中のゼロ年代のベスト経済本
  • ロスジェネの経済学に向けて

    『月刊現代』の11月号に寄稿したものの第一草稿です。したがって実際に掲載されたものと違いますし加筆修正分や誤植なども直してません。参照されるときは誌掲載のものでお願いします。 「経済格差の解消にはデフレの解決が前提」 ワーキングプア、ロスト・ジェネレーション、ネットカフェ難民――「経済格差」は今日の最も注目を集める経済問題といえる。6月8日に秋葉原で起きた通り魔事件は、凶行に及んだ加藤智大容疑者が派遣社員であり、彼が勤め先に不満を抱いていたことが注目された。テレビや新聞で膨大に流された情報は、この通り魔事件を日の「格差社会」がもたらした悲劇として演出しているかのようだった。実際にこの事件を、「テロ」と表現し、加藤容疑者があたかも自らの労働環境への異議申し立てをした、とみなす人たちもいる(東浩紀、高山文彦氏ら)。また政治の場でも派遣労働者法改正の動きが加速した印象をもつ人も多いだろう。も

    ロスジェネの経済学に向けて
    morutan
    morutan 2008/11/02
  • クルーグマン氏、ノーベル経済学賞受賞 - Economics Lovers Live

    http://nobelprize.org/nobel_prizes/economics/laureates/2008/ 驚いたw 受賞理由は上記にあるようにマクロ経済学の業績ではありませんが、これから彼の発言がより一層重要視されることでしょう*1。 さてこれを記念してクルーグマンので僕が好き=お世話になったものベスト5をあげたいと思います(邦訳のあるのだけ)。 第5位:『予測 90年代、アメリカ経済はどう変わるか』 邦題がだめとの指摘がありますが、このは大学院のときに授業で日米貿易摩擦についての議論をレポートにするときに最も依拠したものです。他には竹中平蔵氏のとか伊東光晴氏のも読みましたがどれも僕には「?」ばかりで、一番教科書の経済学に適合していたクルーグマンのこの翻訳をベースに課題レポートを仕上げたのです。先生は実務家の人で、僕がこのレポートをもとに報告し、伊東氏や竹中氏の貿易

    クルーグマン氏、ノーベル経済学賞受賞 - Economics Lovers Live
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    morutan 2008/10/15
    日米貿易摩擦関連で参考にしたいときによもうかな
  • 飯田教養三部作がおススメ

    極東ブログのfinalventさんから :今後こうした危機が世界に及ぶのかわからないが、基的な金融の仕組みについて、この関連でいえば金利がどう決まるかについては、10代、20代で知っておくべきなのだろう。こういうのを学ぶのによさげな参考書ってあるでしょうかね。: 基的な金融の仕組みや金利の決定というよりも、経済問題全般で(10代、20代に限定せずに)教養レベルでためになる最初の三冊として、僕は飯田泰之さんの「教養三部作」を推薦してます。経済学ってやはり現実との関係がみえないで、ミクロ、マクロ、計量とやっていくとかなりの割合で興味失うので、やはり彼の三部作を先によんでなにかしら現実経済と経済的思考の関係を知った上で格的に取り組むのもよし、または幅広い教養の中で別なものを究めていくのもいいんじゃないでしょうか。僕らが学部学生のときに、佐和隆光とか宇沢弘文氏らの岩波新書が、現実経済と経済的

    飯田教養三部作がおススメ
  • 2008-01-18 - Economics Lovers Live ■[アイドルの経済学]モーニング娘。の経済学

    モーニング娘。やハロー!プロジェクトの参加人数はなぜあんなに多いのだろうか。そしてどうして頻繁にそこを母体にしたユニットが次から次へと現れるのだろうか。こんな疑問を抱いた人もいるかもしれない。今回はちょっとこの問題を考えてみよう。 大竹文雄氏が編集した新刊の『こんなに使える経済学』には、もちろん「使える経済学」がいくつか入っている。ここでは僕も便乗してこのから道具を取り出して、モーニング娘。の「謎」を解明してみよう。今回は、鈴木彩子氏が書いた「セット販売商品はお買い得か」の経済学が使える道具だ。 鈴木氏の説明をモーニング娘。に応用すると次のようになる。私たちがモーニング娘。の関連商品を購入するのは、その商品の価格が「支払い意思額」以下の場合だ。例えばいま話を簡単にして、モーニング娘。が高橋愛氏と道重さゆみ氏のふたりだけしかいないと仮定しよう。 鈴木氏の設例をそのまま利用させてもらう(元々

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    morutan 2008/02/05
    「こんなに使える経済学」の道具から。「ヤヴァイ経済学」みたいな感じなのかな?
  • Economics Lovers Live - ハケンのリフレ

    門倉貴史『派遣のリアル』を読む。実はその直前ぐらいに篠原涼子の『ハケンの品格』を前半だけ見て日テレドラマの法則(=田中的にのれない)に見事にあてはまったんだけども書も出だしはこのドラマの話から。 派遣のリアル-300万人の悲鳴が聞こえる (宝島社新書) 作者: 門倉貴史出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2007/08/10メディア: 新書購入: 6人 クリック: 80回この商品を含むブログ (41件) を見る ところで内容をおおざっぱにまとめると、現行の労働者派遣法が生み出したともいえる派遣事業について、 1)書で説いているように労働者は商品ではない=商品として扱われると著しく経済的立場が不利、という事実がある、 2)「偽装請負」「二重派遣」などの企業の「搾取」が広汎に観察されている、 3)労働者の大多数が正社員を強く望み、派遣社員の地位そのものが生活不安定化に貢献していて社会的に好

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    morutan 2007/08/14
    『派遣労働者の交渉力の非対称性に基づいて、派遣労働者の賃金が理論的には生存可能水準賃金まできり下がるという一種の「市場の失敗」』 | 雇用側の改善が必要だけど、ただ「正社員増やせ」ていうのもムリだし‥
  •  まさにいぶし銀の名著、藤井良広『金融NPO』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    頼母子講の勧進元だった子息のを、頼母子講を使って這い上がった貧困層(資産ゼロ・子ども多数、無職・学歴あんまりなし、母子家庭という岩田正美『現代の貧困』の貧困三重奏)の子息オレ、が世代と時空を超えてここに絶賛する。 金融NPO―新しいお金の流れをつくる (岩波新書) 作者: 藤井良広出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/07/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 38回この商品を含むブログ (28件) を見る これは素晴らしい。90年代以降のマクロ経済環境の失敗と市場の失敗(市場の不在の意味で)とが悪影響を与え合うことで民間への資金供給の空洞化ともいえる事態が生じていると著者は考えている。この事態を背景にして自生的に現れたさまざまな非営利金融組織の活動を、著者の持ち味である緻密な取材で伝えていく。視野は国内だけでなく海外にも及ぶ(もちろんグラミン銀行についても言及がある

  • アメリカからみたら日本の物価ってインチキすぎ

    というのが趣旨にしか読めない論文です。知人が今朝方メールで教えてくれた論説です。いま猛烈に眠いのでリンク先だけご紹介。 http://digitalcommons.libraries.columbia.edu/japan_wps/247/ (追記) 正確にいえば、問題あるCPIを前提にして金融政策やってる日銀っておかしすぎ! というのが来の意図だと思います。以下は、finalventさん、Baatarismさんからのリクエストも頂きましたので、要点を書いてみます。 消費者物価指数(CPI)は、ある基準時点を100としたとき、比較時点で消費者が買う財・サービスの価格がどの水準にあるかを示す指標。類似の概念にはGDPデフレータや企業物価指数などがあります。 このCPIには「上方バイアス」が恒常的に存在していることが知られています(直感的ないいかただとインフレ気味に出るということ)。しかし日銀

  •  人間関係希薄化をめぐる視点(山形浩生vs山田昌弘) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    『国民生活白書』をめぐる見方の異なる論説を続けて読む機会がありました。ひとつは『サイゾー』8月号の山形さんの「山形道場」です。 山形さんは、『国民生活白書』での(家族、地域、職場での)人間関係希薄化への警鐘に異論を提起しています。人間関係の希薄化は皆が望んだことなのだからと。濃い人間関係はもはや面倒なだけではないか、そして互助組織みたいなものに全面的に頼らなくてはいけない社会ではもはやないから(それだけ豊かになったから)、人間関係が変化したのだ、と。 もちろん「人間関係」というのは複雑なものですし、山形さんの主張は、この「人間関係」が希薄化したからといって、それを政府が音頭とってどうなるもんじゃないだろう(人々が自発的に選択した結果であることが濃厚だし、市場の失敗という明白な証拠はない)、ということでしょう。 それに政府はおせっかいはやめて、経済の安定化に邪魔にならないようにしていれば、社

     人間関係希薄化をめぐる視点(山形浩生vs山田昌弘) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    morutan
    morutan 2007/07/29
    関係性の悪化が市場を阻害するのではなく、能率の悪化が職場の関係などを悪化させているのではないか、と
  •  ブータン再見 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    『クーリエ・ジャポン』7月号、なんとなく購入(笑)。山形さんの連載は経済ブログ界では懐かしい話題、ブータン社会の真相です。『エコノミスト』誌によるとブータンは国民総幸福指標だけではなく、経済成長率も二桁の高成長であること(日では前者だけ強調されて後者を貶めるのに使われてますが)。さらに『エコノミスト』の記事からなんとなくわかるのは、高福祉のせいで就労を選ばない人が多く、おそらく(生活保護などの社会保障給付以下の)過酷な仕事がそういう福祉の恩恵外である移民労働者に丸投げされている状況を描写しています。日のメディアのブータン礼賛は、むしろこの国の実相を見損なう可能性を、山形さんは指摘しているのだと思います。ほかにもためになる情報や卓見が書かれているので詳しくは同誌を参考ください。 ブログでのブータン関連 ブータン,最高ッス!!(historical amnesia) http://chro

     ブータン再見 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    morutan
    morutan 2007/06/17
    ブータンはGNHだけでなく経済成長率も高成長である、と
  •  炎上俳句 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    いなごたち 実るいけだに 穂を垂れり   (読み人知らず)*1 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/582474956f34136b8a62bf7789f91bac *1:穂は呆とも読むとある。

     炎上俳句 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • ローゼン閣下 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    麻生外相のニート擁護論はいいね。立ち読みで新刊をすませてるわけだけど新書の方だけは購入しようかなあ。以下、一時的に削除するかもしれない草稿、少したったらまた復活予定。 ーーー 社会保険庁の年金記録漏れを中心とする問題で、安倍政権のただでさえ脆弱だった世論からの支持は一段と低下し、誰の目にも“ポスト安倍”が現実味を持ち出してきている。ここに来て後継候補の中で一人気を吐いているのが、“ローゼン閣下”こと麻生太郎外相である。書店にいけば、麻生外相の新刊『自由と繁栄の弧』(幻冬舎)、『とてつもない日』(新潮社)が平積みされ人気を呼んでいる。またインターネット上での麻生外相の人気も相変わらず高い。外相のネット上での愛称である“ローゼン閣下”とは、彼が愛読していると発言した『ローゼンメイデン』というかなりマニアなコミック(少女型人形がバトルを繰り広げる話)から採られたものである。外相のサブカルチャー

    ローゼン閣下 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
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    morutan 2007/06/17
    『日本―東南アジア、南アジア、中東、欧州が外交上の連帯』
  • Economics Lovers Live -  ゲーリー・ベッカー、日本の経済格差を語る

    月曜日に発売の『週刊東洋経済』にベッカー先生登場です。これは必読でしょう。さすがベッカー先生、バシッと語ってもらってます。 1 日の経済格差といわれている問題は不況のせいなので、あと1〜2年*1もいまの景気が続けば経済格差と騒がれている問題の大半は解決する。 2 フリーター問題(非正規雇用の増加)も1と同じ。ニートという定義のあいまいなものに政府が政策介入するとむしろ非効率を生み出す。これも実際には1と同じに1〜2年いまの景気が持続すれば自然に解決 3 少子化問題は確かに深刻だが、(ベッカー先生は移民をすすめているようだが、仮に)フランス的な補助金・育児政策で行うならば、働いている女性だけでなく専業主婦にも補助すべき。基的に政府が子どもを生むとか産まないとかの選択に介入するのはやめるべきである。 とまさに正論語りまくりです。*2。これに意見を付加することはかえって自らの知的貧困さを明ら

    Economics Lovers Live -  ゲーリー・ベッカー、日本の経済格差を語る
    morutan
    morutan 2007/04/16
    『日本の経済格差といわれている問題は不況のせいなので、あと1~2年*1もいまの景気が続けば経済格差と騒がれている問題の大半は解決する』、のか?
  • スポーツイベント(W杯やオリンピック)の経済効果のからくり - 2007-04-10 - Economics Lovers Live ReF

    上でも言及した昨年のW杯のときに『AERA』の特集号に寄稿したものを以下に再録します。オリンピックも万博も似たりよったりです。 W杯経済効果のからくり ワールドカップが近づくと恒例行事のように各種の経済研究所やシンクタンクなどから、「ワールドカップ開催によって生み出される経済効果は××億円」といった予測が発表される。もちろんワールドカップだけに限らず、オリンピックのような国際的なスポーツイベントから特定球団の優勝までさまざまな経済予測が出されている。こういった経済予測が当に的中したのかどうか、僕はあまり事後的な検証がなされた事例を知らない。大雑把にいってこういった国際スポーツイベントの経済予測は良くて過大評価、一般的には景気や経済成長には無縁だというのが定説だ。もっともこのような経済予測はお祭り気分を盛り上げる一種の打ち上げ花火みたいなもので、最初からみんな気になんかしていないよ、とい

    スポーツイベント(W杯やオリンピック)の経済効果のからくり - 2007-04-10 - Economics Lovers Live ReF
    morutan
    morutan 2007/04/12
    公共投資や観戦客による消費の効果があるけど、経済政策の影響受けるとご破算だね、と
  •  天下りの合理的説明その2(ラムザイヤー・ローゼンブルース仮説) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    昨日の猪木武徳氏の「遅れて支払われる報酬」仮説(http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070405#p3)と整合的な天下り論を展開しているのが、M.ラムザイヤー氏とF.ローゼンブルース氏の『日政治経済学』である。彼らの基的な見解は人(プリンシパル)−代理人(エージェント)関係に基づく合理的選択論であり、人は政権与党である自民党、代理人は官僚であり、エージェントスラック(人の期待と代理人のもたらすものの間に生じるギャップ)を最小化しながら、自民党の意思で官僚をコントロールするというものである。これはC.ジョンストン氏*1らの文化的な差異を強調し官僚主導の産業政策で戦後日の経済発展の特徴をとらえようとする関係とは対立した見解ともいえる。 ラムザイヤー氏らによるとエージェンシー・スラックを最小化することが、与党が官僚の天下りを利用する動機とも

     天下りの合理的説明その2(ラムザイヤー・ローゼンブルース仮説) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    morutan
    morutan 2007/04/08
    部分均衡的には非効率が発生してない、かも、と。あと、「囲い込み」の合理性とか。でも、天下りによって変な影響でるよねー(生産物は劣化するねー)、とか。