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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (51)

  • 日本の生産性を引き下げている「文章を読めない人」 情報が伝わらず、高学歴でもコミュニケーションに支障 | JBpress (ジェイビープレス)

    「文字は分かるが文章を理解できない人が増えているのではないか?」というテーマがネットで話題になっている。明確な統計がないので推測にならざるを得ないのだが、これは古くて新しい問題と考えられる。昔から読解力に欠ける人が一定数存在していたものの、ネット社会の到来で一気に可視化された可能性が高い。 こうしたことが話題になると、すぐに学力云々という議論になりがちなのだが、読解力の問題は単純に学力向上だけで解決できるとは限らない。いわゆる偏差値が高い大学の出身者の中にも、文章を理解する力が不足している人が多数、存在している可能性があるからだ。 業務上のメールも実はきちんと読めていない? 先日、ネット上のまとめサイトに文章の読解力に関する記事が投稿された。「今週は暑かったのでうちの会社はサンダル出勤もOKだった」というツイッターのつぶやきに対して「何故今週だけはOKなんだ?」「サンダル無い人は来るなって

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  • 旧七帝大進学率、中部・近畿・北陸が圧倒 長野から東は低比率、しかし北海道と宮城県は突出 | JBpress (ジェイビープレス)

    以前、出身高校の都道府県別の東大合格者数を調べたところ、滋賀県の低さが目立ち驚いた(参照=http://president.jp/articles/-/23326)。 原因として、自分のように県外の高校に行く学生が多い可能性と、東大以外への進学を志す可能性を指摘した。 後者について分析をするために、旧七帝大に範囲を広げ、進学率を調べてみた。この記事で論じるデータは、都道府県の18歳人口で、都道府県内の高校から旧七帝大に合格した人数を割った値である(図1)。 旧七帝大は優遇されている。平成28年(2016)度の運営費交付金で見ると、86大学に対する交付金全体の33.7%が旧七帝大に配分されている。国が集中的に投資していることが分かる。 旧七帝大は研究を引っ張ってきた。物理学賞、化学賞、生理学・医学賞のノーベル賞受賞者は日に20人いるが、学部・博士課程のいずれも旧七帝大でないのは、東京工業大

    旧七帝大進学率、中部・近畿・北陸が圧倒 長野から東は低比率、しかし北海道と宮城県は突出 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 日本のトップ地方都市・福岡の限りないポテンシャル | データで見る都市 | JBpress (ジェイビープレス)

    九州の北部に位置する福岡県福岡市。立ち並ぶ屋台でも有名な「博多」を有する大都市で、全国第5位の人口を誇ります。一方で、この地方では“九州男児”とも呼ばれるように硬派で男性優位とする気質があり、近年まで女性の社会進出が他の地域よりも遅れていると言われていました。 しかし、2013年5月には国内でも先行事例となる「女性の大活躍推進福岡県会議」が発足。女性管理職を増やす運動や子育てしながら働く女性のためのセミナーなどを開催し、女性の活躍する場を広げていきました。このように多様性に対しても寛容的な風土を持っているのは、古くから商人の街として様々な人々を迎え入れてきたからかもしれません。 成長可能性ランキング1位! 魅力ある都市として将来に期待 野村総合研究所(NRI)が2017年7月5日に発表した調査「成長可能性都市ランキング」。この調査は人口規模などを基に日の100都市を候補としたもので、「風

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  • 部下を潰していることに気づかないデキる上司たち 第85回 優秀な人間の優秀であるがゆえの盲点 | JBpress (ジェイビープレス)

    Turkish President Recep Tayyip Erdogan delivers a speech during Istanbul Youth Festival in Istanbul on May 4, 2017./AFP PHOTO/OZAN KOSE 私は企業の経営を心理的側面から分析して経営改善を行う経営心理士として、経営コンサルティングを中心に活動している。これまでに数百件の経営相談を受けてきたが、経営相談を受ける中で経営やビジネスにおけるいくつかの成功・失敗に関する法則性が見えてくる。 失敗に関する法則性の1つに、プレイヤーとして突出した能力を持った人間がマネジャーになると部下の可能性を潰してしまうというケースがある。 もちろんこのタイプの人でも部下をきちんと成長させることができている人もいる。ただ、このタイプの上司に悲鳴を上げる部下を多く見てきた。 名プレイヤー

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  • 独創性のおじさん~元同僚として見た大隅博士の素顔 「役に立たない研究」はなぜ役に立つのか? | JBpress (ジェイビープレス)

    大隅良典さんのノーベル生理学・医学賞単独受賞は、嬉しいニュースだ。10日の授賞式では、基礎研究を心から愛する大隅さんが、世界の若い研究者に熱いメッセージを送られるに違いない。 私は東京大学理学部植物学教室で大隅博士と一緒に助手・講師をつとめ、その後、駒場キャンパスで一緒に助教授を務めたので、大隅さんの人となりをよく存じ上げている。 またその背景にあった植物学教室や駒場の、独創的な研究を大切にする文化を共有している。この経験にもとづいて、大隅さんがなぜ独創的なオートファジー研究を開拓できたか、そして“役に立たない研究”がなぜ役に立つかについて考えてみたい。 「面倒見の良い、隣のおじさん」 大隅さんのノーベル賞受賞の知らせを受けた私は、正直なところ「えっ、あの大隅さんが?」という驚きを隠せなかった。 大隅さんのオートファジー研究のすばらしさは知っていたし、朝日賞、京都賞などの数々の賞を受賞され

    独創性のおじさん~元同僚として見た大隅博士の素顔 「役に立たない研究」はなぜ役に立つのか? | JBpress (ジェイビープレス)
  • 自衛隊幹部はもっと寝よう 寝不足では中国に勝てない 元米海軍提督が提言「軍隊は睡眠こそが重要な戦力」 | JBpress (ジェイビープレス)

    ジェームス・スタヴリディス元米海軍大将は、NATO軍司令官を2009年から4年間務めた優秀かつ高名な軍人である。その彼が、「睡眠は兵器」という論説を米国のネットメディア「ハフィントンポスト」に掲載した。 スタヴリディスは同論説で、軍人の睡眠こそがミサイルや戦闘機よりも重要な戦力であり、国益を守るために必須の要素だと主張し、不眠不休を尊ぶ米軍の組織文化を批判する。 実はこの不眠不休を尊ぶ文化は、自衛隊の方がよりひどい。しかも、今後の自衛隊の改革によって、さらに悪化する蓋然性が高いのである。その意味で、スタヴリディスの指摘は、日の離島防衛を考える意味で非常に重要な意味を持つ。 まずはスタヴリディスの主張を簡単に紹介しよう。 睡眠不足で200人の民間人を虐殺した米軍 私は40年間を海軍士官として過ごしてきた。私は軍艦乗りだったので月のほとんどを海上で過ごしたが、その際は1日に18~20時間働い

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  • 人工知能は小説家になれるのか? 「星新一賞」に応募したAIの“感性”はいかほどに | JBpress (ジェイビープレス)

    Google傘下の英ベンチャー企業が開発した人工知能「アルファ碁」が世界トッププロ棋士のイ・セドル九段(韓国)に勝利するなど、何かと話題の人工知能。 研究者らが今取り組んでいるのは、「小説をつくる人工知能」の開発だ。 3月21日、ショートショートの文学賞「星新一賞」に応募し、一次審査を通ったという「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」の発表会が開かれた。 次は「感性」へのチャレンジ 人工知能研究者にとって、アルファ碁がイ・セドル九段に勝利したことは大きな衝撃だった。対戦前には「イ・セドルが有利」と予測していた公立はこだて未来大学教授の松原仁氏は、「ショックですよ。もう研究としては終わってしまいました」と話す。 これまでにチェス、オセロ、将棋でコンピュータは人に勝っているが、囲碁はボードゲームとしてさらに難易度が高く、人間を超えるのはまだあと10年かかると見られていたからだ。 とはい

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  • おもろい京大、できる東大、教えて知った個性の違い 他とは違うビジョンが人材採用の成否を左右する | JBpress (ジェイビープレス)

    国立情報学研究所のチームが開発を進める人工知能「東ロボくん」が大学入試センター試験模試で偏差値57.8を獲得し、話題を呼んでいる。開発チームは2021年度の東京大学入学試験突破を目標にしている。 一方で、文部科学省は「正解を出す能力」(とくに暗記力)に偏重した大学入試から、思考力を問う入試への改革を模索している。しかし、この改革の具体化はこれからの大きな課題だ。 今回は、そもそも試験で人が選べるのか、という根的な問題を考えてみよう。 「試験」の起源はメスによるオス選び そもそも私たちはなぜ人を選ぶのだろうか? それは、私たちが人を選びたがる性質を生まれつき持っているからだ。 私たち人間だけでなく、多くの動物が他の個体を選ぶ。動物の世界で選ぶ側に立つのは、ふつうメスだ。そして、オスはメスをめぐって競争し、選ばれる側に立たされる。 クジャクのオスが大きな尾羽をひろげて地味なメスに対して求愛す

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  • STAP騒動、Nature誌がつけるべき落とし前 科学的には決着も、自身の問題点に触れず | JBpress (ジェイビープレス)

    9月24日、科学雑誌Natureが3の記事を載せた。このうち2は昨年、日を騒がせたSTAP細胞の論文(以下、STAP論文)に関する“反論”で、残りの1つは総説だ。3はそれぞれ独立した記事だが、互いに関連している。 いずれもSTAP細胞の騒動に、科学界としての決着をつける記事だ。しかし、まだいくつかの疑問は残る。それは、Nature誌自身の役回りについてだ。 今回Nature誌に載った記事を紹介する前に、STAP論文とそれをめぐる不正告発の経緯を簡単におさらいしよう。すでによく知っているという方は、「すでに撤回された論文への反論」から読んでいただきたい。 画期的だったSTAP細胞 2014年1月末にNature誌に掲載されたSTAP論文は、身体中のすべての細胞だけでなく、胎盤にも分化することのできる細胞に関するものだった。赤ちゃんマウスの細胞を弱酸性の液に30分ほど浸けるなどの簡単な

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    motoson
    motoson 2015/10/05
  • 研究力が低迷、日本の大学がこのままではダメになる 大学政策の失敗を痛感、民間との協力強化を | JBpress (ジェイビープレス)

    今日は残念な話をしよう。日の研究力の指標として、国際雑誌に発表される論文数の推移をみると、2002年頃から下降を始め、じり貧状態が続いている。 成長著しい中国は、2006年に日を抜き、現在世界第2位である。一方の日は、イギリス、ドイツにも差をつけられ、現在第5位に甘んじている。1995年に科学技術法を施行し、科学技術立国という方針を掲げて予算も増やしてきたにもかかわらず、なぜこのような残念な状態を招いたのか。どうすれば、このじり貧状態を脱却できるのかについて、考えてみたい。

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  • かめはめ波がついに実現!幕を開けたARスポーツ 人間と機械が融合した「超人スポーツ」の誕生 | JBpress (ジェイビープレス)

    フィールドを走り回り、アイテムを獲得。これで技は強化された。 仲間が相手の攻撃を封じている。この隙にやるしかない。 はぁぁぁぁぁぁ――――! 拳に力を溜める・・・そして、狙いを定めて技を放つ! だぁぁぁぁぁ――――! 渾身の一撃は敵チームにダメージを与え、残りのHPを全て吹っ飛ばした。 勝った・・・! 私は幼い頃から、漫画やアニメを見ては空想を膨らませていた。特に『ドラゴンボール』が大好きで、何度も「かめはめ波」を放つ練習をしていた。どうにかして放てないものかと、気功の参考書を読みながら練習をしたこともあった。しかし、何度練習しても技を出すことはできない。非常に悔しかった。 そして、大人になった今、技術の力でこれを実現しよう!と「HADO(ハドー)」を開発したのだ。長年の夢を叶える上で欠かせない技術、それはAR(拡張現実)だ。ここ最近は、「AR」や「VR」というワードを耳にする機会も増えて

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  • 増えすぎた秀才が日本の大学に危機をもたらす 物事をまず疑ってかかる「いちびり」が消え、発見する力が急低下 | JBpress (ジェイビープレス)

    だいたいは出る釘だったりして、いろいろ打たれたり、打たれても打たれていること自体に気づかないくらいに強靭だったり、まあいろいろなケースがありますが、ともかく仕事ができるやつ、常に創造的な人、どうやってもアイデアが枯渇しない人間といった人が一部に確かにいる。 逆に、そうでない人も、まあ普通にいるわけで、特に科学技術や基礎研究に関しては、違いは歴然としています。 ・・・いや、確かに歴然とした違いがあります。が、その違いが何か? と問われると、必ずしも明確に答えられるわけではない。 いったい両者の何が違うのか?「研究倫理」を考える文脈の延長で「優等生」と「地アタマ」というポイントに光を当てて考えてみたいと思います。 必ずしも優等生の地アタマが良いわけではない 東京大学で教えるようになってかれこれ16年、単に音楽家だけの生活であれば絶対に経験できなかったことがたくさんあります。その最たるものは「多

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  • 東京大学が本物の国立大学になる日 軍事研究に関する総長告知から読み取れる「遅すぎた戦後からの脱却」 | JBpress (ジェイビープレス)

    伊東乾氏はJBpressで、「軍事研究解禁報道に学内騒然の東京大学 ガイドラインが曖昧なままでは諸外国に悪い影響も」を上掲。NHKも1月21日の[首都圏ニュース845]で、職員組合などの動きを伝えた。 折しも、日人がイスラム教スンニ派の過激組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国=Islamic State of Iraq and the Levant)に拘束された。善意の行動であっても、日(人)の「安全」が脅かされることが明確になってきた。 各党幹事長によるNHK日曜討論ではこの事案を踏まえ、邦人救出も議題になった。しかし、邦人「輸送」しかできない法律にこそ問題があるという話にはならなかった。 総長告知から読み取れること 総長告知は700字そこそこで、「学術における軍事研究の禁止」は「東京大学の評議会での総長発言を通じて引き継がれてきた、東京大学の教育研究の最も重要な基原則の一つ

    東京大学が本物の国立大学になる日 軍事研究に関する総長告知から読み取れる「遅すぎた戦後からの脱却」 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 社説:英国は未来のノーベル賞受賞者を締め出すな:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2014年10月8日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 英国ほどの学術的な力を持つ国はほとんどない。英国以上に大きな優位性を持つ国は、5倍の人口を擁する米国だけだ。英国は世界の大学上位200校のランキングで29校を占めており、世界で最も引用されている論文の6に1が英国の論文だ。 今週はユニバーシティー・カレッジ・ロンドンのジョン・オキーフ教授が神経科学の研究でノーベル賞を受賞し、英国は科学の分野でノーベル賞を100個以上獲得する、世界で2番目の国に近づいた。 学術的なリードを保つためには国際的な人材が必要 英国の学術的な功績は国家的なプライドを呼び覚ますが、もっとよく見ると、そうした功績がどれほど国際的な人材に依存しているかが分かる。英国のノーベル賞受賞者のかなりの割合が外国生まれで、1960年代後半に米国から渡ってきたオキーフ教授もその1人だ。 そのオキーフ教授がいま、英国のビザ制

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  • 抗うつ剤に頼る米国、いまや服用者が3000万人 「明るくなければ米国人ではない」。40~50代の女性は4人に1人が使用 | JBpress (ジェイビープレス)

    3000万という数字は米国の人口(約3億1500万)を考慮すると、およそ10人に1人で、そこまでうつ病患者が多いのかと疑念を持たざるを得ない。 米国で最も人気のある薬、「プロザック」 米国で最も読まれている健康雑誌「プリベンション(予防)」(月刊280万部)やニューヨーク・タイムズ紙も最近、3000万人という数字を使っている。服用者すべてがうつ病なのかと言うと、実はそうではない。カラクリは後述する。 今回はまず、筆者の個人的な話から始めさせていただく。私は1982年から2007年まで米国の首都ワシントンに居住し、20年前に最初の(米国人)と出会った。つき合い始めてすぐに彼女が言った。 「私はバイポラー2だから、気をつけた方がいい」 バイポラー2というのは双極性障害(双極II型)のことで、以前は「躁うつ病」と呼ばれていた病気である。 私はバイポラー2と聞いてもピンとこなかった。躁うつ病であ

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  • 米国映画が描いてきたおかしな日本と日本人 西洋人が演じた東洋人、日本人が演じた中国人 | JBpress (ジェイビープレス)

    『ダイ・ハード』(1988)で演じたテロリストの標的となる日系企業社長役を思い出す方も多いかもしれない。 そんな繁田の日初公開作は、1961年、米軍横須賀基地を舞台とした『嬉し泣き』の日系米兵役だった。このG.I.ドタバタ劇は「ゲイシャハウス」など日への文化的誤解満載のコメディだった。 それから間もなく公開となったオードリー・ヘプバーン主演の代表作『ティファニーで朝を』(1961)も同様の「誤解」に満ちている。 ヘンリー・マンシーニの甘美なメロディとともにロマンティックな思いに浸っていても、ヒロインと同じアパートに住む「ユニオシ」なる奇妙な名前の日人カメラマンが登場すると気分は台無しとなる。 小柄で出っ歯、黒縁メガネをかけ着物姿なのにズボンもはいているその珍奇な姿は、トルーマン・カポーティの原作とはまるで違う映画独自の解釈。笑い飛ばせる些細な勘違いから悪意に満ちた曲解とさえ言えるも

    米国映画が描いてきたおかしな日本と日本人 西洋人が演じた東洋人、日本人が演じた中国人 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 米国の大学を侵食する中国の「孔子学院」 全米最大級の教授組織が抗議声明 | JBpress (ジェイビープレス)

    中国政府の海外宣伝・教育機関「孔子学院」の活動に対し、ついに米国の大学教授たちからストップがかかった。 孔子学院は米国の100近くの大学の内部に、中国政府機関の資金によって設置された。中国語や中国歴史文化を米国の学生に教えることを目標とする。米国での活動はどんどん勢いを増し、これまでもたびたび論議を呼んできた。日でも一部の大学に孔子学院が開設されている。 米国の各大学の教授たちが組織する「米国大学教授協会」は、6月末、以下のような声明を正式に採択した。 「孔子学院は中国の国家の一機関として機能し、学問の自由を無視する行動を取ることが多い。一方、米国の大学当局は学問の誠実性を犠牲にするようなパートナーシップを外部の機関と結ぶことがしばしばある。孔子学院の開設を学内に許してきた米国の各大学は、孔子学院との関係を再検討する必要がある」 米国大学教授協会はこの声明を、シカゴ大学、ニューヨーク

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  • 「薬だけ受診」の人に薬局に行ってもらう方法 薬局モデル事業に予算を付けるよりも「リフィル処方箋」の導入を | JBpress (ジェイビープレス)

    6月24日 政府は新成長戦略を閣議決定し、安倍晋三首相は「日経済が持つ、ありとあらゆる可能性を開花させる」と会見で発言しました。 同時に公開された資料には90ページにわたり何百もの項目が盛り込まれています。中には良いアイデアもたくさん含まれていることでしょう。 しかし、2009年度の民主党マニフェストがどれくらい実現したかを振り返るまでもなく、提言の通りに制度をつくり施行するまでには様々な抵抗があり、結局、提言は実行されないことがほとんどです。 ですから、これほどまでに多くの項目を当に実行できるのか? ということこそが真剣に検討されるべきです。 そして、そのためには、 「やることをどんどん増やす」のではなく「やらなくてもよいことを減らす」発想が必要だと私は考えます。 今回発表された成長戦略の中の1つに、「薬局を中心とした健康情報拠点推進事業」があります。 しかし、そもそも薬局とは、薬剤

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  • STAP細胞で大儲けした人間を許してはいけない 米国ではとっくに導入している「先端研究にまつわる詐欺」を取り締まる法律制定を | JBpress (ジェイビープレス)

    STAP偽装細胞問題を対理研提案書に添って丁寧に考えているこの連載、韓国で発生した「クローンES細胞詐欺」に焦点を当てた次回稿を準備していたのですが、『新潮45』誌に注目すべき報道が出、予定を変更して、虚偽学術情報発信によるインサイダー取引の問題を検討したいと思います。 正直申して随分早く出てきたな、というのが感想で、6月半ば過ぎの段階でここまで話が進むとは思っていませんでした。 逆に6月にあると思われた懲戒など理研の処分は、様々な思惑で即解決とはならなそうな雲行き。今月この問題は動くと思っていましたが、推移をよく観察する必要があると思います。 「STAP論文捏造事件」 新潮45誌に発表された「『STAP論文捏造事件』その金脈と人脈」(小畑峰太郎+新潮45取材班)(7月号p.18-)は、思い切った内容に踏み込んだ力の入った記事で、久方ぶりに「社会の木鐸」という言葉を思い出しました。 記事の

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    motoson
    motoson 2014/06/24
  • 若者よ、外資系企業はいいぞ スキルは組織ではなく個人に蓄積し、40代で4000万円の給与も | JBpress (ジェイビープレス)

    第1位・東京海上、第2位・三井住友海上、第3位・東京三菱UFJ銀行・・・日経Navi人気企業ランキングには、金融、商社、鉄道などの大手企業がずらりと並んでいる。何十年も顔ぶれは似たりよったりだ。 100倍を超える倍率を潜り抜けて就職するのは当に大変だろう。そんな大変な競争を勝ち抜いて、会社に何年、何十年と滅私奉公した結果、待っているものは何だろうか。 完全に失われた日企業の優位性 近年、大手企業といえどもリストラ、転籍、早期退職が行われることが当に多くなった。50歳を過ぎて将来安定して今の職場で働いていける人は多くないのではないだろうか。今や、1つの会社に頼って、一生安泰でいられないのは明白だ。 それならば、自分の人生を会社に預けてしまうのではなく、自分の足で歩んでいける道を探る時が来ているのではないか。外資系企業はそうした選択肢の1つだろう。 自分で歩んで生きたいなら、起業してビジ

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