20歳代女性会社員。1年前からステレオの音量を最大にして音楽を聴いています。どんどん聴力が低下しています。 きっかけは耳の調子が悪くて耳鼻科を受診し、「軽度の難聴」と診断されたこと。当時仕事が忙しく毎日終電で帰っていました。でも「疲れた」「休みたい」とは言えませんでした。だから私の代わりに身体が「疲れた」と言ってくれた気がして、うれしかったのです。 薬で聴力は回復し始めたのですが、健康に戻ったら「疲れた」と言えません。そこでまた聞こえなくなればいいと思い、音量を最大にして音楽を聴き始めたのです。病気を自分の中の逃げ道に使っています。 最近、会話が聞き取りにくく、いらだちます。とても矛盾しているんです。頭ではばかなことをしているとわかっていますが、健康に戻るのが不安。どうすれば抜け出せるのでしょうか。(東京・M子) 自分で自分の体を傷つけて身体の病気を装うのは、仮病の一種で、ミュンヒハウゼン